ピンクゴールドの結婚指輪、とっても素敵な色だけどピンクゴールドは錆びるって噂。本当かな?
ピンクゴールドってどうしてピンクなんだろう?ピンクだから錆びるの?
ピンクゴールドの結婚指輪、とても素敵ですよね!ゴールドだけでは出せない優しい色味がピンクゴールド最大の魅力なのではないかと私も思います。
ピンクに見えるよう「銅」など金以外の素材が使われており、実はこの金以外が錆びの原因になっているため、残念ながら「ピンクゴールドの結婚指輪は錆びる」という噂は本当です。
ただ、普段のケアをしっかり行うことで変色しづらくすることが可能ですし、変色してしまった指輪への対処法もあります。
この記事を読んでピンクゴールドの結婚指輪について勉強することで、安心してお気に入りの指輪が購入できますよ!
ポチップ結婚指輪がピンクゴールドだと錆びる原因は銅の酸化!
ピンクゴールドの結婚指輪が錆びると言われるのは、ピンクの色味をつけるために加えられている「銅」など金以外の素材が金に比べ錆びやすいことが原因です。
ここで少しピンクゴールドの基礎知識を紹介するね!
ピンクゴールドのピンクは「銅」の色がもとになっています。
つまり、ピンクゴールドは純金ではなく、「純金」と「他の金属（＝割金）」を混ぜて作った「合金」です。
ピンクゴールドのピンクは混ぜられる銅の分量によりピンクの色味が変わり、銅の分量が多いほどピンクの色味が強く、少ないと淡いピンクになります。
店舗で販売されているピンクゴールドアクセサリーには「K18PG」と刻印されていることが多いようです。
これは「K18」部分が金の純度（18金)を、「PG」部分がピンクゴールドを意味しています。
K18の金製品は、金75%、金以外の金属25％で構成され、金以外の金属は一般的には「銅」「銀」「パラジウム」などです。
日常でよく見るピンクゴールドは「金75％」「銅18%」「銀5%」「パラジウム2%」で構成されていることが多いようです。
ピンクゴールドが錆びる(変色する)のは銅の酸化が原因
今回の記事のテーマは「ピンクゴールドの結婚指輪は錆びるのか」ですが、このピンクゴールドに含まれる「銅」は「酸化しやすい金属」です。
経年劣化により銅が化学反応を起こし、酸化することでアクセサリーが変色してしまうため、ピンクゴールドの結婚指輪は錆びると言われています。
そして、確かに一切他の金属が混ざっていない「純金」に比べ、ピンクゴールドのアクセサリーのほうが錆びやすいというのは事実です。
そんなぁ。じゃあやっぱりピンクゴールドの結婚指輪は買わないほうがいいの?
ちゃんとお手入れすれば長持ちするから大丈夫!!お手入れ方法はあとで説明するね!
また、最近のピンクゴールドアクセサリーには「酸化防止加工」が施されているものもあるので、お店などで加工の有無を確認し、加工されている製品を選ぶのもひとつの手ですね!
私もピンクゴールドの色は大好きなので、酸化防止加工が施されている製品はお手入れも楽そうでいいな!と感じました。
もちろん、加工が施されていない製品でもきちんとお手入れすれば長持ちしますので心配いりません!お気に入りの結婚指輪を購入してくださいね♪
また、酸化による錆び以外にも変色してしまうケースとして下記があり、その場合は変色の原因が異なりますのでご注意ください。
- アクセサリー表面の細かなキズにより色が薄くなったように見える
- メッキが剥げたことによる変色（メッキ加工されている製品の場合）
アクセサリー表面の細かなキズによる変色
「何だか指輪の色が薄くなった気がする」こう感じたらそれは、アクセサリー表面の細かなキズが原因かもしれません。
アクセサリー表面についた細かなキズが乱反射するとピンクゴールドの色が薄くなったように感じることがあります。
このキズは肉眼ではわからないような、とても小さなキズで、日常的に指輪を使用していれば恐らく誰でもついてしまいます。
ただ、店舗での修理やメンテナンスなどによりキズの修復は可能ですのでご安心ください。
メッキが剥げたことによる変色
「ずっと指輪をしていたら、一部だけ別の色が出てきた」こんな場合は指輪のメッキが剥げたことが原因かもしれません。
これは、ニッケルなどの下地の上にピンクゴールドを加工しているような製品を購入した場合のみに起きる現象です。
長年使用するうちに、表面に加工されたピンクゴールドのメッキが剥げ、下地の色が見えてしまうと一部だけ変色してしまったように感じます。
もちろんこの現象は、「メッキ加工された製品だと必ず起きる」というわけではありません。
メッキ加工の技術力には差がありますので、優れた技術により加工された製品であればかなり剝がれにくいものもあるようですよ!
結婚指輪がピンクゴールドでも変色しづらくする方法!
純金に比べ変色しやすいと言われるピンクゴールドの結婚指輪ですが、下記のように正しくお手入れすればその輝きを長持ちさせられますよ!
また、既に変色してしまったピンクゴールドの結婚指輪をお持ちの方は後ほどご紹介する方法を試してみてくださいね。
- 使用後は汚れを拭き取る
- 水分・油分・接触を避ける
- 蓋付きのアクセサリーケースにしまう
せっかく購入したピンクゴールドの結婚指輪、お気に入りだし長持ちさせたいですよね。
ピンクゴールドの色が長持ちするかどうかは日ごろのケアにかかっていますよ!
予防法①：使用後は汚れを拭き取る
ピンクゴールドのアクセサリーに使用されている「金以外の金属(割金)」が「酸素」「硫黄」「油分」などと化学反応を起こし、この化学反応が錆び(変色)の原因になっています。
アクセサリーに付着した皮脂や汗、化粧品をそのまま放置しておくと汚れが化学反応を起こし、変色する確率が上がってしまいます。
1日の終わりには指輪を外し、柔らかい布などで優しく汚れを拭き取り、指輪をいたわってあげましょう。
ポチップ予防法②：水分・油分・接触を避ける
入浴の際の入浴剤の成分や温泉の硫黄、クレンジングオイルなどの油分、水仕事での水分などは変色を加速させる可能性が高いです。
入浴時やプール、海、長時間水仕事を行う際などは指輪を外したほうがいいでしょう。
また、指輪が何かに接触すると汚れやキズ、破損の原因になります。
洋服の着脱時や荷物の運搬時など、何かが指輪と接触する可能性がある際もできれば指輪を外すことをおすすめします。
万が一、汚れや水分などが付着した際は、早めに柔らかい布で拭き取るようにするといいですよ。
結婚指輪などはずっとつけていることが多いので、意識しないとなかなか難しいかもしれませんが、大切な指輪を守るためにできる範囲で頑張りましょう!
予防法③：蓋付きのアクセサリーケースにしまう
指輪をつけないときには蓋付きのアクセサリーケースに収納し、できるだけ空気に触れない状態にすることで酸化による変色を遅らせることができます。
また、その際、1つ1つ区切られたアクセサリーケースに収納すると他のアクセサリーと接触してキズがつくことを防げるのでおすすめです。
結婚指輪など、普段ずっと身に付けているようなアクセサリーですと上記のケアは少し面倒に感じられるかもしれません。
記事を書きながら私も少し面倒そうだなと感じてしまいました。
でも、お気に入りの指輪が変色してしまうのは悲しいですよね。
ケアがルーティーンになれば負担に感じなくなるかもしれないですし、まずはできる範囲で一緒に頑張りましょう!!
「メンテナンスは無理そう…」と感じた方は始めのほうにご紹介した「酸化防止加工」の施されているピンクゴールドの結婚指輪を選ぶと輝きが長持ちするかもしれませんよ。
続いては、既に変色してしまったピンクゴールドの結婚指輪をお持ちの方向けに、変色してしまった結婚指輪を元通りにする方法をご紹介します。
- 中性洗剤を使って洗う
- 専門業者にメンテナンスしてもらう
対処法①：中性洗剤を使って洗う
こちらは、酸化によって変色してしまった場合に効果的な方法です。
自宅で洗浄する場合の具体的な洗浄方法は下記です。
- 洗面器などにぬるま湯を入れ、そこに食器洗い用の中性洗剤を数滴落として混ぜる
- 1の中にアクセサリーを入れ、そのまま5分-10分程おく
- 水でよく洗い流す
- 柔らかい布などで優しくしっかり水分を拭き取り、乾燥させる
基本的には上記の方法で効果がありますが、万が一まだ汚れが気になるようであれば2の工程のあとに、気になる部分を柔らかいブラシで優しく磨いてみるといいかもしれません。
汚れがあまり気になっていない状態のときも、時折このメンテナンスをしてあげると輝きが長持ちしますよ!
私はこの方法を知り、自宅にあるもので簡単にメンテナンスできるので、面倒くさがりの私でも挑戦しやすくていいな!と前向きな気持ちになりました♪
ただ、上記の洗浄方法には1つ重大な注意点があります。
それは、「中性洗剤を使用できない宝石がついているアクセサリーにはこの洗浄方法は使えない」ということです。
洗浄前にアクセサリーに他の宝石がついていないか、または、ついている宝石が中性洗剤で洗浄可能な宝石かを調べてみてくださいね。
- ダイヤモンド
- トパーズ
- ルビー
- サファイア
- アメジスト
- ガーネット
- オパール など
- エメラルド
- ターコイズ
- トルコ石
- 真珠
- サンゴ
- 琥珀
- アマゾナイト など
中性洗剤NGの宝石に中性洗剤を使用してしまうと、宝石の変質や変色に繋がりますのでご注意ください。
対処法②：専門業者にメンテナンスしてもらう
「自宅で洗浄したけれどもキレイにならなかった」
「アクセサリーにキズがついているせいで変色した」
こんな場合は専門店でのクリーニングをおすすめします。
専門業者は「研磨」を行うのですが、この研磨に関しては自己流でやるとより傷つけてしまう可能性もありますので、専門業者にお任せすることをおすすめします。
業者により価格は異なりますが、3000円くらい～となっている業者が多い印象です。
専門業者にお願いすると新品同様にピカピカに仕上げてくれるようですよ!
専門業者にクリーニングしてもらって新品のような輝きが戻るのであれば、それも魅力的な手段だなと私は思います。
変色すると言われているピンクゴールドの結婚指輪ですが、自宅で手軽に洗浄でき、また、そんなに高い価格でなく専門業者にお願いできるのであれば購入へのハードルが下がりますね!
定期的にメンテナンスをすれば大事な指輪により愛着が湧くのではないでしょうか。
よーし!頑張ってピカピカの状態を保つぞ♪
購入時の輝きが取り戻せるとなれば、ますます購入したくなりますが、ピンクゴールドには変色しやすい以外のデメリットがあるのか気になりますよね。
続いてはピンクゴールド結婚指輪のデメリットについて紹介するよ!
結婚指輪がピンクゴールドなことによるデメリット
決して安い買い物ではない結婚指輪、購入後に後悔することのないよう、メリット、デメリットは事前に把握しておきたいですよね。
まずはピンクゴールドのデメリットから紹介するね!デメリットのあとにメリットも紹介するよ♪
結婚指輪がピンクゴールドなことによるデメリットは下記です。
- 硬い素材のため加工しづらい
- 純金などに比べ金属アレルギーを起こしやすい
- 純金などに比べ変色しやすい（こちらの詳細は記事冒頭をご参照下さい）
デメリット①：硬い素材のため加工しづらい
銅は金などに比べ硬い金属のため、強度が高い分、サイズ調整などはしづらい素材です。
また、ブランドによって金属の配合などが異なる場合があり、色味や性質などが購入した指輪と必ず一致するとは限らないため、購入したブランドでのサイズ調整をおすすめします。
ピンクゴールドの結婚指輪を購入する際は、購入店舗（ブランド）がサイズ調整を受け付けているかを事前に確認しておくといいかもしれませんね。
デメリット②：純金などに比べ金属アレルギーを起こしやすい
ピンクゴールドに含まれている「銅」や「パラジウム」は金や銀に比べ金属アレルギーを起こしやすい素材です。
金属アレルギーの主な症状としては「湿疹」「かぶれ」「かゆみ」「熱を持つ」「痛み」などです。
だいたいはアクセサリーが肌に接触する部分に症状が出ますが、ピアスなど、じかに皮膚組織と接触するような場合は全身に症状が出るケースもあります。
また、メッキ加工が施されたアクセサリーの場合、下地に使用されることの多い「ニッケル」なども金属アレルギーを起こしやすいと言われています。
今までピンクゴールドのアクセサリーを付けた経験が無く不安な方は、事前に医療機関で「パッチテスト」を受けておくと安心ですよ!
デメリットをご紹介しましたが、上記のデメリットを見て私は、事前に対処法を確認しておけば対策が取れそうな項目ばかりだなと感じました。
結婚指輪となればペアで身に付ける方も多いのではないかと思いますので、ぜひパートナーの方にも共有してあげてくださいね♪
デメリットと対策を知り、不安を解消したところで、続いてはピンクゴールドのメリットをご紹介します。
- 強度が高く丈夫
- 肌なじみが良い
- 華やかで優しい印象
- カラーゴールドの中ではデザインが豊富
メリット①：強度が高く丈夫
こちらはデメリットの項目にも上がっていますが、「銅」は比較的硬い金属ですので、銅が混ざることにより強度、硬度が上がり、丈夫で変形しづらくなっています。
日常的に身に付けることが予想される結婚指輪ですので、「丈夫さ」は魅力のひとつなのではないでしょうか。
メリット②：肌なじみが良い
一般的に、ピンクゴールドは日本人の肌に合うゴールドだと言われています。
ピンクベースの肌、イエローベースの肌、どちらの肌にも合うので、店舗で色々試着する内に最終的に肌なじみの良いピンクゴールドを選ぶ方も多いようです。
私もジュエリーショップで試着した際、ゴールドやシルバーよりもピンクゴールドが自分の肌にしっくりくると感じ、ピンクゴールドのアクセサリーを選んだことがあります。
もちろん人それぞれだとは思いますが、私の場合はピンクゴールドを付けると何だかパッと顔色が良くなるような印象を受けました。
私の周りにもピンクゴールドのアクセサリー好きの方がいるので、やはりピンクゴールドは日本人の肌に合いやすい、人気のカラーゴールドなのではないかと思います。
メリット③：華やかで優しい印象
ピンクゴールドが人気の理由として真っ先に思い浮かぶのは「華やかで柔らかい、優しい印象を与える色味」ですよね!
ピンクゴールドのアクセサリーを身に付けている人を見ると何だか優しそうな印象を受ける方もいるのではないでしょうか。
エレガントにもカジュアルにも合う、華やかで優しいピンクゴールドは女性からの支持を多く集めています。
もちろん男性でもピンクゴールド好きな方は大勢いるとは思います。
ですが、万が一、ペアリングを購入する際にパートナーが別の素材を希望している場合、同じペアのデザインを好きな素材でオーダーできるブランドもありますので検討してみてくださいね。
メリット④：カラーゴールドの中ではデザインが豊富
ピンクゴールドはカラーゴールドの中で1,2を争う人気の素材です。
人気があるということはそれだけ需要があるということですので、デザインも豊富にあります。
商品数が多いため、たくさんの選択肢の中からきっと自分のお気に入りを見つけることができますよ!
メリット、デメリットを知って私は、ピンクゴールドの色味に欠かせない「銅」がメリットにもデメリットにも響いているなと感じました。
購入前にメリット、デメリットを知ることで購入後のギャップを少なくすることができるのではないでしょうか。
ピンクゴールドの特徴がわかったから、安心して結婚指輪を購入できそう!
まとめ
- ピンクゴールドの結婚指輪が錆びる(変色する)のは、ピンクゴールドに含まれる「銅」が酸化しやすい金属であることが主な原因である
- 最近ではピンクゴールドが錆びるのを防ぐために「酸化防止加工」が施されているアクセサリーもある
- ピンクゴールドの結婚指輪が変色する原因には「銅の酸化」のほか、「表面にできた細かなキズ」や「メッキ加工の剥げ」がある
- ピンクゴールドの結婚指輪が錆びるのを防ぐには「汚れを拭き取る」「水分・油分・接触を避ける」「蓋付きのアクセサリーケースにしまう」という方法がある
- 既に変色してしまったピンクゴールドのアクセサリーには「中性洗剤で洗う」「専門業者にメンテナンスを依頼する」という対処法がある
- ピンクゴールド結婚指輪のデメリットは「硬い素材で加工しづらい」「比較的金属アレルギーを起こしやすい」「変色しやすい」である
- ピンクゴールド結婚指輪のメリットは「強度が高く丈夫」「肌なじみが良い」「華やかで優しい印象」「デザインが豊富」である
ピンクゴールドは人気のカラーですが、錆びるという噂を恐れて今まで敬遠していた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、純金などに比べ錆びやすい素材ではありますが、変色への対処法もしっかりあるため、記事を読んで安心された方もいるのではないでしょうか。
対処法も簡単だったため、私もピンクゴールドのアクセサリーが変色してしまった際にはぜひ挑戦してみようと思います。
でも、まずは変色させないよう、日々のケアが大切ですよね。（こちらは少々面倒な気もしますが…）
夫婦となる2人にとってとても大切な結婚指輪、パートナーの方とよく話し合い、2人でお気に入りの指輪を見つけてくださいね♪
そして、指輪を購入したあとは、その輝きを失うことのないよう、「いつまでも仲良くいられますように」という願いを込めて、一緒にメンテナンスを頑張りましょう!!
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