※本ページはプロモーションが含まれています

公園でのキッチンカーには許可が必要?取得の注意点と募集の探し方も!

趣味

公園でキッチンカーをよく見かけるけど、私も出店できるかな?

公園はみんなが使うものだから、勝手にキッチンカーを出店しても大丈夫なのでは? と思う人もいるかもしれません。

実は公園でキッチンカーを出店するには、いくつかの許可が必要になります。

この記事では、公園にキッチンカーを出店するにあたり、どんな許可が必要なのかとその注意点、キッチンカーを募集している公園の探し方、使用料なども紹介しています。

子どもから老人まで多くの人で賑わう公園は、キッチンカーにとって営業しやすい環境ですね。

そして近年では、公園を活性化するためにキッチンカーを導入する自治体が増えているので、公園出店のチャンスはますます広がっています!

それでは、キッチンカーの許可にはどのようなものがあるのか見ていきましょう!

公園のキッチンカーに必要な許可とは?  

休日の公園には、親子連れだけでなくスポーツを楽しむ大人たちも訪れ、キッチンカーは大盛況ですね。

また、公園によっては季節ごとのイベントが開催され、キッチンカーが出店することで賑やかさをさらに盛り上げています。

公園にキッチンカーを出店する場合は、公園を管理する自治体に必要書類を提出し、出店の許可を得る必要があります。

これは、都市公園法に定められているもので、公園によって管理している自治体が違うため、まずはどこが管理しているのかを調べる必要があります。

管理している自治体が分かったら、キッチンカー出店の許可に必要な書類を提出し、審査を受けます。

現在公園に出店しているキッチンカ―は、ちゃんと自治体の許可を得て出店していたんですね!

ところが、キッチンカーの募集期間が2~3週間しかないこともあるため、それから準備したのでは間に合わない場合も出てきます。

それではせっかくの出店のチャンスを逃してしまいますよね。

そうならないために、事前に準備しておくべきものを紹介します。

  • 保健所の許可
  • 食品衛生責任者の資格

これらの書類は、どの自治体であっても必ず必要になる書類です。

特に保健所の許可は、重要なうえに手間と時間がかかるので、まず先に取り掛かるべきものになります。

それでは、それぞれどのようにして許可を取るのか詳しく説明していきますね。

保健所の営業許可の取り方

キッチンカ―を始めるためには、保健所の営業許可が必要です。

営業許可の申請は、住んでいる住所の保健所ではなく、販売場所の公園を管理している保健所で申請をしていきます。

キッチンカ―の場合、複数の市区町村や都道府県を移動しながら営業することも考えられるでしょう。

この場合、営業する市区町村全ての保健所で営業許可を取得する必要があります。

 そう聞くと、「何回営業許可を取ればいいの?」と心配になりますよね。

この記事を書いている2023年8月現在、営業許可を取得した都道府県内全域で営業ができるようになっています。

これは、2021年6月1日移動販売車営業許可の保健所基準が緩和の方向に変更されたことによるものです。

さらに都道府県でバラバラだった基準が全国統一されました。

ただし、岩手県の盛岡市、栃木県の宇都宮市、石川県の金沢市、奈良県の奈良市、福岡県の北九州市と久留米市など、一部除外される都市もあるのでご注意ください。

もっと緩和が進んでどこでも営業できるようになったら、私は日本全国キッチンカーで旅したいな!

そして、キッチンカーの内装についてですが、押さえておくべきチェックポイントをこちらに挙げてみました。

  • 運転席と調理場は、完全に仕切られている。
  • 給水・排水タンクが設置されており、充分な容量がある。
  • 水道蛇口は非接触である。
  • シンクの数と大きさが基準を満たしている。
  • 収納ケースや棚が設置されている。
  • 手洗いせっけんや消毒ができている。
  • 換気がしっかりなされている。
  • 冷蔵庫や冷凍庫の設置がある。
  • ゴミ箱の設置がある。

これらの項目をクリアするためには、キッチンカーの設計図の段階から保健所に相談しておくことがベストとなります。

保健所に何度も足を運んで指摘された箇所を改善し、完成したキッチンカーを保健所に持ち込みチェックを受けるとスムーズに審査が進むでしょう。

そして販売するメニューについては「飲食店営業」「菓子製造業」「喫茶店営業」と3種類の営業許可だったのもが、すべてのメニューで「飲食店営業」となりました!

これも、2021年6月1日の保健所基準の緩和によるものです。

以前はメニュー変更のたびに保健所に行かなくてはならなかったので、簡素化されて便利になりました。

たとえばクレープ屋さんからハンバーガー屋さんに変更しても、届け出をしなくていいのですね!

また、仕込み場所についても営業許可が必要になるので注意が必要です。

たとえば、「タコ焼きのタコを切る」「焼きそばの豚肉を切る」くらいなら自宅でもいいのでは? と思ってしまいますよね。

実は、ほとんどの保健所が自宅での仕込みを許可していません。

さらに屋外での仕込みも、異物混入や食中毒などの可能性があるため許可されない場合がほとんどでしょう。

営業許可を受けている屋内の施設で仕込みを行うよう義務付けている保健所が多いのです。

ですから仕込み用に場所を借りたり、キッチンカーの仲間と共同で仕込み用の施設を使用したりする場合は、そこが営業許可を受けていることを確認しましょう。

申請する前に、何を作るのか、どこで作るのか、どこで販売するのか、事業計画をしっかり立てておくことが大事ですね!

私は、分からないことは保健所の担当の人に相談しながら進めていくと間違いがなくて良いと思います。

保健所はこちらから確認できます。保健所管轄区域案内

取得した営業許可の有効期限は5年間ですから、5年ごとに更新をしていきましょう。

食品衛生責任者の資格の取り方

食品を扱って営業する場合には、施設ごとに1名以上の食品衛生責任者を配置することが義務づけられています。

キッチンカ―の営業も同様で、食中毒などが起きないよう食品衛生法に従い、施設での食品衛生を管理・実施するために食品衛生責任者を置かなくてはなりません。

食品衛生責任者になるためには、約6時間の講習を受講することで資格を取得できます。

最近ではオンラインでの受講もできるので、各自治体のホームページなどを参考にしてみてください。

ただし、調理師や製菓衛生師、栄養士など、指定の資格を取得している場合は免除されます。

私は何も資格を持っていないから、早めに食品衛生責任者の講習を受けておかなくては!

東京都福祉保健局はこちら「食品衛生責任者

事前の準備ができましたら、次は公園を管理している自治体の許可をもらうための申請をしていきましょう。

提出書類は自治体ごとに異なるため、東京都を例に挙げて説明していきますね。

東京都が管理する公園の許可の取り方

東京都の公園は、「公益財団法人 東京都公園協会」が管理を行っています。

東京都が管理している公園にキッチンカーを出店するためには、東京都公園協会のキッチンカー事業者選定に合格し、出店許可を取得しなければなりません。

東京都公園協会への応募方法はWebフォームのみとなります。申込時にはWebフォームに必要事項を入力し、指定書類をPDFデータで提出します。

申し込み時に必要な書類を、法人と個人に分けて一覧にしてみました。

必要書類法人個人
①応募申請
②会社(団体)概要
③企画提案
④添付書類(以下の通り)
・商業登記簿謄本
・住民票又は外国人登録済証明書
・定款、寄付行為その他これらに準ずるもの
・決算書等(連結および単独、最新のもの)
・事業税及び法人税の納税証明書その3(最新のもの)
・源泉徴収票、納税証明書、住民課税証明書(最新のもの)
・食品安全衛生法に係る許可書(移動販売許可書の写し)
・出店を予定する該当キッチンカー(移動販売車)の車検証(写し)
引用 2023年度都立公園キッチンカー出店事業者募集

この資料は、2023年度の出店事業者を募集した時の資料を参考にしています。

ちなみに、キッチンカー1台につき1許可証が必要になりますので注意してくださいね!

書類を提出したら、次は審査があります。審査には「基準A」と「基準B」があり、「基準A」の審査は全ての出店事業者に対しておこなわれます。

審査 A内容
事業の安定性・継続性・経営の安定性
・収支計画の妥当性
・過去の出店実績 等
利用者へのサービス・販売品目、価格設定
・出店車両の外観・装備
・お客様からの問い合わせ、苦情等への対応
安全衛生対策・食品衛生対策
・事故防止対策 等

すでに公園協会と契約のある事業者は、「基準A」に加えて「基準B」の審査も必要になります。

「基準B」は、出店状況、営業状況、コンプライアンスの審査となります。

想像以上にたくさんの書類が必要なんですね…。

書類が多いと感じる人がいるかもしれませんが、飲食店の実店舗を開業することに比べたらはるかに少ない書類なのですよ!

初期費用も実店舗より大幅な低予算で開業できるので、2店舗目をキッチンカーにする飲食店も多いのです。

近所にあるメキシカンタコス屋さんがキッチンカーを始めたのは、そういう背景があったのかも!

晴れて審査が通り、キッチンカー出店許可が取得できたら、業務委託契約について協議したのち、定められた日から公園での出店がスタートします。

東京都の場合は1年を3月1日~2月29日で区切っていますが、自治体によって違うのでそれぞれ確認してくださいね!

私は代々木公園にキッチンカーを出すのが夢なのです。

東京都が管理する公園は、代々木公園や駒沢オリンピック公園など23ヵ所あり、希望に合わせてバイトのシフトを組むようにスケジュールが組まれていきます。

シフトは、東京都公園協会の担当者が各キッチンカーの出店希望エリアやメニューなどを考慮して組んでくれます。

大阪府が管理する公園の許可の取り方

大阪府が管理しているキッチンカー出店可能な公園は、鶴見緑地つるコス、和泉市黒鳥山公園、大枝公園など18ヵ所あります。

大阪府ではキッチンカーの期間契約はなく、イベントごとに応募するシステムとなっています。

しかし、1回1回自分でイベント開催の日程を探すのは大変な作業ですよね。

そんな時には、モビマルという便利なサイトがありますので参考にしてみてください!

公園のキッチンカーを募集している自治体の探し方

公園へのキッチンカー出店のためには、キッチンカーを募集している公園や自治体を見つけなければなりません。

キッチンカーの出店募集をしている公園や自治体探し方は、「キッチンカー 公園 (地域名)」「キッチンカー 出店 (公園名)」などのキーワードで検索します。

キッチンカーの出店募集をしている自治体を見つけたら、必要書類を準備して、期日までに応募の手続きを進めましょう。

例えば東京都の「東京都公園協会」の場合ですと、募集は年1回だけしかありません。

2023年度(2023年3月1日~2024年2月29日)のキッチンカーの募集は、2022年10月24日~11月16日が申込期間でした。

約2週間という短い期間ですが、この期間に翌年1年間の募集が行われるのです。

これは逃すわけにはいきませんね!

さらに東京都の方針により、売店のない公園にも出店が可能となったことで、追加で募集されることもありますよ! これも要チェックですね!

ちなみに、東京都町田市の場合は、公園へのキッチンカー出店者の募集が年2回(2月、8月頃)です。

千葉県市川市の場合は、公園へのキッチンカー出店者の募集を随時行っています。

このように、自治体によって募集期間やタイミングはさまざまです。

希望する公園の募集を見逃さないためには、こまめに自治体のホームページを確認して情報収集するのも良いでしょう。

私は、直接自治体に問い合わせをしても良いと思います。自治体は計画的に物事を進める印象があるので、決まってさえいれば答えてくれると思いますよ。

公園のキッチンカーの使用料は?

公園にキッチンカーを出店する場合の使用料は、東京都の場合は売上金額(税込)に対し一律20%、大阪市の場合は1日につき190円が使用料となります。

ただし、大阪市については、水道使用料など別途必要な料金があるとのことなので、申し込み時に確認していきましょう!

とはいえ自治体ごとに料金を設定しているので、東京都と大阪市でかなり開きがあることが分かりました。

ちなみに、大阪府については、前項でも紹介した通り期間契約がありません。ですから、イベントごとに使用料の確認が必要になります。

東京都については、売り上げ金が記載された会計記録、もしくは売上報告書を当日に提出していきます。

20%の使用料と聞くと「高い!」と感じる人もいるかも知れません。

そもそも東京都内の家賃は全国的に見ても高いので、仕方ない部分もあるでしょう。

定休日でも長期休業をしても家賃がかかる実店舗に比べて、キッチンカーが営業した日にだけ手数料が発生するのは、無駄がないと考えることもできますね。

広告費をかけることなく集客できるのも公園のメリットですよね!

出店にあたり仕入費、人件費、交通費、光熱水費、燃料費等の経費がかかることを計算して、売り上げ計画や販売単価などを考えておくと良いですね。

なお、東京都公園協会は「キッチンカーの営業手数料から得られる利益は、公園の賑わいの創出、魅力向上等、都立公園等にかかわる公益事業に還元する」と言っています。

私は、都会の中のオアシスである公園の維持に使われるなら、20%の使用料を喜んで支払います!(と言いたいところですが、もうちょっと安いと助かりますね。)

そう考えると、大阪市の1日190円は激安です! さすがは大阪市、太っ腹ですね!

ただし、段階的に料金の引き上げがあり、令和6年4月1日~令和7年3月31日までは200円、それ以降は220円となります。

それでも安いので、私は大阪周辺の人にとってキッチンカー出店のメリットが大きいと思います!

まとめ

  • 公園でキッチンカーを営業するには、公園を管轄する自治体の許可が必要である。
  • 公園でキッチンカーを営業するには、保健所の許可が必要である。
  • 公園でキッチンカーを営業するには、食品衛生責任者の資格が必要である。
  • キッチンカ―が営業できる公園を探すには、ネットで「キッチンカー 公園 ○○(地域名)」「キッチンカー 出店 ○○(公園名)」などと検索をする。
  • キッチンカーを公園に出店する場合の使用料は、東京都の場合は売上金額(税込)に対し一律 20%、大阪市は1日につき190円である。

公園にキッチンカーを出店するのに必要な許可を説明してきましたが、この数年で少しずつですが手続きが簡素化されてきていることが分かりました。

この記事を参考にしていただき必要書類を整えたら、あとは自治体の募集を逃さないようにチェックしていきましょう!

趣味
okosotoをフォローする
たなぼた日記。

コメント

タイトルとURLをコピーしました