動物は癒し♪ペットを飼いたいけれど、おばあちゃんの私にもペットを飼うことはできるかしら?
動物って本当に可愛いですよね!高齢者の方でもペットを飼いたい方は多いのではないかと思います。
でも、ペットを飼うにあたってこんな懸念を抱く高齢者の方もいるのではないでしょうか。
- 最後まで責任を持って飼えるか自分の健康面が不安
- 経済的に苦しくならないか不安
- ペットが高齢になったときの介護が不安
命あるペットだからこそ、「飼いたい!」という気軽な気持ちだけでは飼えないですよね。
この記事では「高齢者がペットを飼う際の注意点や対策」「ペットを飼うことのメリット」「高齢者におすすめのペット」をご紹介しています。
記事を読んで、ペットを飼うことへの不安を少しでも減らし、気持ちよくペットを迎えられるようにしましょう!
高齢者でもペットを飼いたい!注意点と対策を紹介!
私たちはまだまだ元気!ペットを飼いたいけれど、高齢者がペットを飼うときはどんなことに注意が必要なのかしら?
もしかして、おばあちゃんになってしまった私はもうペットを飼えないのかしら?
高齢者になるとペットは飼えないと思っている方もいるかもしれませんが、高齢者でもペットは飼えます。ただ、高齢者だからこそより注意や対策が必要になることがあるのは事実です。
まず、ペットを飼うにあたって注意すべき事柄を確認していきましょう!!
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実際、ネットや新聞などでは高齢者がペットを飼っていたケースで下記のような問題が起きています。
【Aさんのケース】
高齢者Aさんは猫を飼っていましたが自宅に猫がいるまま緊急入院してしまい、その後退院できなかった。
Aさんは普段から猫が出入りできるよう窓を少し開けていたため、入院中、次第に自宅が猫のたまり場になってしまった。
【Bさんのケース】
自宅で犬を飼っていた高齢者Bさんは次第にお世話をする体力がなくなっていき、犬のお風呂やカット、エサやりなどが出来なくなり、犬が弱ってしまった。
【Cさんのケース】
自宅で猫を飼っていた高齢者Cさんは、自身の老化により猫の異変(病気)に気が付くことができず、気が付いたときには猫の病状はかなり悪化していた。
【Dさんのケース】
自宅で猫を飼っていた高齢者Dさんは、自身が介護施設に入居となり、ペット不可だったため猫は連れて行けなかった。
Dさんが介護施設入居中、猫はときおり近所の方にエサなどを貰っていたようだが、結局病気になってしまった。
愛するペットの末路がこうなってしまうことを想像したらいたたまれないですよね。
中には近所の方とトラブルが発生しそうな事例もあります。
上記の事例を読むと「やっぱりペットを飼うのは自分には無理かもしれない」と思われる方もいるかもしれません。
でも大丈夫です!事前に問題点を把握し対策をとっておくことで、飼ってからの不安を軽減することができますよ!
逆に、問題に対する対策がとれないような場合は「飼うことを諦める」というのも動物に対する愛情なのかもしれません。
大切なペットが最後の日まで幸せに過ごせるよう、一緒にできることを考えていきましょう!
高齢者に限らず、ペットを飼おうとする方全員が飼う前に考えるべき項目ですね。
「可愛い!」だけで飼ってしまっては誰も幸せになれません。ペットの生涯をしっかり考えてから覚悟をもってお迎えしてあげましょう。
私も以前犬を飼っていたことがありますが、ごはんにゲージの掃除、一緒に遊ぶ、お風呂、病院の受診などお世話の内容は盛りだくさんでした。
いざという時の預かり先を決めておく
旅行や期間が決まっている入院など、預かる期間が短期間かつ一時的な場合は、「家族や友人に預ける」「ペットホテルを利用する」などが一般的です。
ほかにも、最近では「マッチングサービスなどでマッチした相手に預ける」といった方法もあるようですが、私は少し怖いなと感じてしまいます。
ただ、問題はいつ自宅に戻れるかわからないような長期入院や自身の施設などへの入居、自身の死後などです。
このような長期または生涯に渡り自分がお世話できない場合の預け先には下記のような場所や方法があります。
- 家族や友人など、親しい方に引き取ってもらう
- 一般社団法人動物共生推進事業という団体が行う「飼育保障制度」を利用する
- 自分が施設に入る際、ペットと入居できる老人ホームに入居する
- ペットの介護が難しくなった際、ペットが入居できる「老犬(猫)ホーム」を利用する
- ペット信託を利用する
- 家族や友人など、親しい方に引き取ってもらう
自分がお世話できなくなった際、家族や知り合いが引き取ってくれるという話がついてれば、飼い始めるときも安心ですよね。
引き取り予定の方が普段のペットの様子をあまり知らないようであれば、ペットの好きな物や好きな遊びなどをまとめたノートなどを作っておいてあげるのもいいかもしれません。
- 一般社団法人動物共生推進事業という団体が行う「飼育保障制度」を利用する
動物共生推進事業は動物の保護や譲渡をメインに行っているボランティア団体で、活動内容の中には「高齢者向けペット支援事業」という活動があります。
「高齢者向けペット支援事業」のコンセプトは「高齢化が進む社会の中で、高齢者の方でも安心してペットと暮らしていける社会、飼育支援を目指す」です。
そして、この「高齢者向けペット支援事業」の一環として「飼育保障制度」というものがあります。
「飼育保障制度」はこの団体が運営する、常設里親募集会場「ペットと暮らそう」から新しい家族のもとへ巣立っていったペットたちの一生を団体が保証する制度です。
引渡し後、飼い主に万が一の事があった場合、再度団体がペットを引き取り、「ペットと暮らそう」からもう一度里親募集をしてくれます。
- 自分が施設に入る際、ペットと入居できる老人ホームに入居する
自分が施設に入る際、大切なペットも一緒に入居できたら心強いですよね。
ただ、入居にかかる利用料が通常の施設に比べ、月に数万円から数十万円程度高めに設定されているところが多いため、資金に余裕がないと難しいかもしれません。
また、自分がペットより先に亡くなってしまった場合、一般的には家族や保証人に引き取ってもらうことが多いようなので、事前にそういった方を決めておく必要がありそうです。
ペットの大きさや種類によっては入居できないケースもあるため、大きいペットや特殊なペットを飼う場合、入居の可否も事前に調べておくと安心ですね。
- ペットの介護が難しくなった際、ペットが入居できる「老犬(猫)ホーム」を利用する
老犬(猫)ホームは1日単位の預かりから、生涯に渡る預かりまで幅広く対応してくれています。
料金は年40~60万円くらいのところが多いですが、100万円以上かかる施設もある、大型犬や介護が必要な場合はより費用がかかるなど、決して安いとは言えないお金がかかります。
また、一時金や医療費など別途でお金が必要になるケースも多々あります。
ただ、無理して自分で介護をしようと頑張った結果、自分が体調を崩してしまう、結局お世話しきれずペットが弱ってしまうとなるくらいならこういった所を頼るのも1つの手です。
老犬(猫)ホームであれば、大切なペットに会いに行けるところも魅力的ですね!
また、仮に飼い主が先に亡くなってしまったとしても、生涯の契約をしていた場合、ペットはそのまま老犬(猫)ホームで預かっていてもらえるので安心です。
お金はかかりますが、ペットが幸せな最期を迎えられるよう、選択肢の1つとして検討してみてもいいのではないかと思います。
- ペット信託を利用する
ペット信託とは飼い主が先に亡くなるケースに備え、財産の一部を信頼のおける個人や団体に託し、残されたペットのためにその財産を使ってもらえるようにする仕組みをいいます。
ペット信託では、預けた飼育費が相続財産とは別管理されるため、仮に相続問題が発生したとしても、ペットの飼育費を確実に残すことができるというメリットがあります。
引き取り先は家族や友人のほか、任意の団体も指定でき、団体によっては自分の死後、新しい里親を探してくれる団体もあります。
また、ペット信託ではペットのお世話方法を細かく指定することも可能です。
例えば、預かり時のシッターやペットの病院、トリミング施設などを自分の希望通りに指定できます。
ペットとしても、これまでの自分の生活とあまり変わりない環境で育ててもらえれば、たとえ飼い主と離れてしまったとしても少しは安心できるのではないでしょうか。
自分が亡くなってしまっても、その後の引き取り手を自身で選択でき、ペットが生涯困ることのない費用を残しておけるペット信託は飼い主にとっても安心できる手段の1つですよね。
ただ、大切なペットの引き取り先はどこがいいのかと悩んでしまう点や中には100万円以上費用がかかるケースもある点など懸念点もあることは事前に知っておいたほうがよさそうです。
なるほど!調べてみれば色々あるのね!飼う前に自分がお世話できなくなった後のことを考えておくのは重要ね!
飼いたいペットにかかる費用のリサーチ
自分が飼いたいと思っているペットのお世話には生涯いくらかかるのかを事前に把握しておけば経済面での不安がだいぶ解消されますよね。
後々困らないためには、ギリギリ大丈夫!というラインではなく、ペットや自分が病気などにより入院が必要になるなどイレギュラー時に対応できる余裕を持つことが重要です。
特に、先ほどご紹介したような「老犬ホーム」や「ペット信託」などを利用する予定の方はその分のお金もあらかじめ必要資金として用意しておくことをおすすめします。
また、ペットの死後、お葬式やお墓などを用意したいと考えている場合はそういった費用も考えておく必要があります。
今回はペットとして飼われることの多い動物をいくつかピックアップして、かかる費用(概算)を紹介するね!
飼う前におおよその費用を知ることによって、自分が飼いたいペットが飼えそうかどうか、何となく想像がつくのではないでしょうか(金銭面において)。
飼ってから「やっぱりお金がきつくて飼えない!」とならないよう、余裕を持った資金計画を立てて下さいね!
飼いたいペットのお世話方法をリサーチ
飼いたいペットが決まったら、お世話するにあたって食事や運動、グッズ、スペースなど、「必要となってくる物」や「必要となってくること」を知るのが重要です。
例えば、「足腰が悪いのに1日に2~3時間も外に散歩に行かなければならない品種の犬を飼う」などは犬も自分もストレスの原因になりかねません。
飼いたいと思っているペットが快適に過ごせるだけのスペースや遊びを提供できるか。飼うにあたって必要な手術や注射はあるか。食事や睡眠、掃除はどのようにするのか。
知らなければならないことがたくさんありますね!
飼っている方に実際の話を聞く、本で調べる、ペットショップで聞いてみるなどしっかり下調べをしておけば、飼ってから「イメージと違った!」となることを防げますよ。
「実際に飼ってみたら大変でお世話をしきれなかった」という結果では飼い主もペットも不幸になるだけです。
私はこの記事を書いていて、ペットを飼うことへの責任は飼う前から始まっているのかもしれないなと感じました。
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である「健康寿命」の年齢は、2019年の調査によると男性が72.68歳、女性が75.38歳となっています。
この年齢を踏まえ、ペットを飼いたいと考えている高齢者は、赤ちゃんからではなく、ある程度まで育てられたペットを飼う、寿命の短いペットを飼うなどを検討するのもおすすめです。
保護犬や保護猫の譲渡には飼い主の年齢制限が設けられているケースもありますが、2023年現在、人口の約3割が高齢者となっている超高齢化社会の日本。
高齢者がペットを飼わない、飼えないとなった場合、結局貰い手の見つからないペットたちが増えてしまうという結果になってしまうかもしれません。
こう考えると、全てのペットたちが飼い主のもとで幸せな生涯を送れるよう、譲渡の基準や高齢者がペットを飼うための制度の見直しも今後より必要になりそうです。
飼い主が「ペットの生涯に責任を持つ」のはもちろんですが、今後、社会全体としてもペットの生涯に責任を持つことが大切なのではないかと私は思います。
ペットたちが幸せな一生を送れるよう、今ある制度や今後できる制度を活用することで高齢者でも安心してペットが飼える世の中になるといいですね。
社会としてはまだまだ改善点がありそうですが、まずは飼い主となる個人がそれぞれできる準備をしてかわいいペットをお迎えしましょう!
高齢者がペットを飼うことのメリット5選!
ペットを飼うことはやっぱり高齢者にとってリスクなのかしら?
そんなことはないよ!ペットを飼うことは高齢者にとってメリットもたくさんあるんだにゃ♪
記憶力を維持できる
「いつどのくらいエサをあげるのか」「いつ散歩に行くのか」「次のトリミングはいつか」など、ペットのスケジュール管理をすることで自然と記憶力が維持できます。
高齢になると誰かのお世話をする機会は減ってしまいますが、ペットを飼うことで能動的に動く機会が生まれ、認知症予防にもつながるという嬉しいメリットもありますよ。
規則正しい生活が送れる
散歩する動物を飼えば、散歩をするため自然と運動量が増えます。
たとえ散歩をしない動物であったとしても、エサやりや遊び、掃除などお世話が発生するため、飼っていないときよりも運動量は増えそうです。
私が以前飼っていた犬は小型犬で散歩嫌いだったため、基本室内で過ごしていました。
それでも、一緒に遊んだり、エサや水を用意したり、いたずらを大急ぎでとめたり(笑)毎日何かしら動いていたように思います。
日中の活動量が増えると自然と夜の寝つきもよくなり、朝の目覚めもよくなります。
散歩などで太陽の光を浴びればさらに、免疫力アップなどの効果も期待できますよ!
また、ペットがいると食事やおやつ、排せつなどのお世話で生活リズムが整い、規則正しい生活ができます。
規則正しい生活は健康に直結しているので、ペットのおかげでより健康的でさわやかな毎日を送れそうですね!
会話が増えて孤独感や不安が解消できる
高齢になるとついつい家に引きこもりがちになり、日によっては誰とも会話しなかったなんてこともあるかもしれません。
そんなとき、ペットがいれば名前を呼んだり、話しかけたりと自ら言葉を発する機会が増えます。
口での会話はできなくても、ペットたちも仕草や態度、表情などで気持ちを表現してくれるのできっと会話を楽しむことができますよ!
また、ペットとの会話以外に、同じペットを飼っている方同士でもペットの話で会話が盛り上がるのではないでしょうか。
可愛いペットのエピソードを誰かに話したい!と思えば、自然と人に会う機会も増え、アクティブになりそうですね♪
ペットとの触れ合いで五感が刺激される
五感といっても今回味覚は除外ですが、ペットと触れ合うことで、視覚・聴覚・触覚・嗅覚が刺激を受けます。
五感の刺激は、ストレス解消やリフレッシュに役立ち、精神的な安定をもたらしてくれます。
また五感が刺激されることで脳が活性化されるため、認知症の予防などにも効果がありそうです。
ペットに癒され生きがいができる
「私が死んでしまったらこの子が淋しがる!絶対長生きしたい!」こういった使命感があるほうが人生に張り合いが出ますよね!
この子のために!という強い気持ちは人生の支えとなり、日々の生活を豊かにしてくれます。
1日でも長くペットといられるよう、ペットだけでなく、自身の体調管理にも注意するようになり、健康的な日々が送れるのではないでしょうか。
たかが気持ち、されど気持ち、心が潤えば日常がより輝いたものになりますよ!
私もペットと過ごした日々は今でも宝物です!亡くなって数年経ちますが、今でもたくさんの話題を提供してくれています♪
ペットを飼っている高齢者は飼っていない高齢者に比べ、介護サービスを利用する方が半分程度だったというデータもあるほどペットは飼い主の健康に密接に関係していそうです。
海外では「アニマルセラピー」という考え方も普及しており、高齢者や精神疾患を抱えた方などが動物と触れ合うことで身体機能や病状が改善すると言われています。
ペットを飼うことで、体も心もいつまでも若々しく元気に過ごせるメリットがあるなんて、動物の力って偉大ですね!
高齢者がペットを飼うならこれ!おすすめ7選!
高齢者がペットを飼うのはメリットもたくさんあるけど、負担もあるわよね。高齢者におすすめのペットってあるのかしら?
高齢者でもお世話がしやすい、おすすめのペットはこちらです。
犬
人と意思疎通するのが上手で、相棒のような存在になってくれる犬は、お世話は少々大変ですが、やっぱり高齢者にも人気です。
「犬」といっても様々な犬種がありますが、日々の散歩や犬が高齢化したときのことを考えると、高齢者には小型犬のほうがおすすめです。
犬の寿命は約12〜15年と言われています。「最後までお世話できる自信がない」という方は里親になって、ある程度まで育ったわんちゃんを飼うのもおすすめです。
可愛らしい姿に毎日癒され、元気をもらえること間違いなしですよ!
猫
猫はクールではありますが、コミュニケーションはとれますし、猫好きな方は逆に、そのマイペースなところがたまらないのではないでしょうか。
散歩が不要など、犬に比べお世話の手間が軽くて済むのも高齢者向けの理由となっています。
遊び好きな子も多いため、猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげるととても喜ぶので、一緒にそういった遊びの時間を共有できるところも猫の魅力ですね!
猫の寿命は約12~18年と言われているため、猫に関しても犬同様、保護猫の里親になるという選択肢を検討してみてもいいかもしれません。
うさぎ
小学校などで飼われているイメージのある「うさぎ」、やはりお世話のしやすさから学校などでも飼われていたのではないかなと私は思います。
「散歩不要」「大きな声で鳴かない」「体臭が少ない」「定期的なワクチン接種不要」など、お世話がしやすい要素がたくさんあります!
また、人懐っこく穏やかな性格の子が多いのもうさぎが愛される理由になっていそうです。
うさぎの寿命は約7~8年と言われており、犬や猫に比べ若干寿命が短い傾向があるため、高齢者でも飼うことへのハードルが下がるかもしれません。
ただ、最近はペットも良質な環境で育ててもらえることが増えたので、寿命が10~12年ほどに延びてきているとも言われています。
どの動物でも言えることですが、平均寿命以上に生きてくれるという嬉しいケースは珍しいことではないため、平均寿命だけを見て安易に「飼えそう!」とは思わないでくださいね!
モルモット
モルモットは体長30㎝前後と、高齢者でも飼いやすいサイズなのが魅力的なところです。
また鳴き声も小さく、臭いもあまりないため、集合住宅に住んでいる方でも飼いやすいところも人気のポイントです。
私は、モルモットと言えば、ふれあい広場などでよく見かけるイメージがあるので、穏やかな性格の子が多いのではないかと感じています。
モルモットの寿命は約5~8年とこれまでご紹介してきた動物の中では短いほうなので、高齢者でも挑戦しやすいかもしれませんね!
ただ、モルモットは本来、群れで生活する動物なので1匹飼いだとストレスが溜まってしまうことが多いため、飼うときは複数飼いをするのが現実的という点には注意が必要です。
ハムスター
ハムスターは片手に乗るサイズの子も多く、高齢者でも飼いやすいサイズのペットです。
ハムスターの寿命は約2~3年と短いのが少し淋しいですが、基本はゲージ内で過ごし、鳴き声もほとんどないので、どんなお住まいの方でも飼いやすいです。
ただ、私も以前ハムスターを飼っていたのですが、夜行性なため夜中に回し車をカラカラと回す音が聞こえてきて、慣れるまではホラーでした。笑
もちろんホラーなだけでなく、小さな手にエサをしっかりと持ちモグモグほおばる姿やおがくずの中からひょこっと顔を出す姿は本当にかわいらしかったのを覚えています!
ハムスターを診てくれる動物病院は限られているため、病気などの場合は少し大変ですが、そこを除けば高齢者でも飼いやすいペットなのではないかと思います。
インコ
インコの特徴と言えばなんといっても「お喋り」です。
教えた言葉をお喋りしてくれたら、まるで赤ちゃんが初めてお喋りしたときのような感動があるかもしれません。
テレビなどでもお喋りするインコの姿を見かけることがありますが、流暢にお喋りする姿はとてもかわいく、そして面白いですよね!
ペットとして飼われているのは「セキセイインコ」「オカメインコ」辺りが多いのかなという印象です。
セキセイインコの寿命は約7~12年、オカメインコの寿命は約15~20年と長生きなため、一緒に過ごせる時間も長くなる可能性が高そうです。
インコはたくさんお喋りしてくれるので、「賑やかで楽しい」というメリットがある一方、集合住宅にお住まいの方などは周囲の方々へ配慮が必要かもしれません。
金魚や熱帯魚
金魚や熱帯魚の魅力といえば、見ているだけで癒される、水中をヒラヒラと泳ぐあの姿ではないでしょうか。
水には癒しの効果があるため、水槽の中を泳ぐ金魚たちを見ているだけでα波が発生し、精神が安定するそうです。
水槽の掃除は少し大変ですが、水槽内を自由にレイアウトできる点は創造力がかきたてられ、楽しめるポイントにもなってきそうです。
また、万が一お世話が難しくなったとしても引き取り手の負担が少なくてすむのも金魚など魚系を飼うメリットです。
寿命は金魚が約10~15年、熱帯魚のほうが短く、約2~5年と言われています。
哺乳類にはない魅力を求める方は金魚や熱帯魚など魚系を飼うのもおすすめですよ!
魅力的な生き物がたくさんいましたね。ペットを飼いたい!という気持ちも上がってきたのではないかと思います。
ただ、あくまでペットは生き物です。飼い始めてから後悔するのでは遅いですよね。
飼う前にご自身の体調や金銭的余裕、居住スペース(集合住宅にお住まいの方はペットを飼うのに規定がないか)に問題がないかなど、よく検討してから決断してあげてください。
覚悟が決まったらお迎えしたペットとかけがえのない時間を思いっきり楽しみましょう♪
まとめ
- 高齢者でもペットは飼えるが、注意点の把握と対策が必要
- 高齢者がペットを飼う際の注意点には「自分がお世話できなくなったときの預け先」「ペットの介護が必要になったときにどうするか」「経済面」などがある
- 注意点への対策として「いざという時の預け先を事前に決めておく」「飼いたいペットのお世話方法やかかる費用をリサーチする」ことが重要である
- 高齢者がペットを飼うことのメリットには「記憶力が維持できる」「規則正しい生活になる」「ペットに癒され生きがいができる」などがあり認知症予防にも効果がある
- ペットを飼いたい高齢者におすすめの動物は「犬」「猫」「うさぎ」「モルモット」「ハムスター」「インコ」「金魚や熱帯魚」である
いつの時代もペットは癒しやパワーの源になってくれる存在です。
ペットがいるから毎日頑張れる!という方も多いのではないでしょうか。
よく「ペットは家族の一員」と言われますが、私もその通りだと思います。
何度かお伝えしていますが、ペットを飼う際には「新しい家族をお迎えする」という覚悟を持ってお迎えしてあげることが大切です。
飼いたい!と気分が高まったときのテンションのまま飼ってしまうのはとても危険です。
事前に飼いたいペットのことをよく知り、ペットとの生活や少し淋しいですが終わりの迎え方まで考えてあげられれば、飼ってからの不安が軽減されるはずですよ!
熟考したうえでの決断であれば、結果が「飼う」であっても「飼わない」であっても後悔することはないはずです。
仮に「飼わない」という選択をした方も動物との触れ合いを諦める必要はありません。
動物園のふれあいコーナーや最近では動物と触れ合えるカフェなども多くありますので、どんどん触れ合いに行きましょう!
「飼う」と決めた方は、準備ができたらあとはビビッとくる子との出会いを探しに行くだけです。
愛するペットと穏やかなペットライフを満喫しましょう!きっと可愛いペットがあなたの人生をより豊かに華やかに彩ってくれますよ♪
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