ホテルのベッドにある帯ってどんな意味があるのだろう?
私も、旅行でホテルに宿泊したとき「枕と掛け布団があれば寝られるのに、これはなんだろう?」と思っていました。
ホテルのベッドによくある足元の帯は、「ベッドスロー」という名前で、土足のままベッドに寝るときに、汚れるのを防止するカバーのようなものです!
しかし、土足の文化がない日本では、ベッドメイキングが完了したことを表すなど他の意味もあるのですよ。
今回は、ホテルのベッドにある帯について解説するとともに、ホテルのベッドを汚したときの対処法、使い方を詳しく解説していきますね!
ホテルのベッドにある帯は何をするもの?
ベッドにある帯はなんの意味があるの?朝起きたら床に落ちてる(笑)
ベッドの帯が、何に使うのかわからないし、寝るときに「なんだか邪魔だな」と感じることがあるかもしれませんね。
ホテルのベッドにある帯は「ベッドスロー」といい、土足でベッドに寝たときに、ベッドが汚れるのを防止するカバーです。
もともとは、欧米の文化が家の中でも靴を脱がないため、ベッドが汚れるのを防止するためのものですよ。
しかし、家の中で靴を脱ぐ日本では、高級感を演出するためや、ホテルのベッドメイキングが完了したことを意味するための飾りであることが多いです。
他の使い方は、ベッドの上でスーツケースを広げたいときに、ベッドスローを敷くという使い方もありますよ!
ちなみに「ベッドスロー」の他の呼び方は「フットスロー」「ベッドライナー」とも呼びます。
ベッドの上でスーツケースを広げる人がいるのか、ちゃんと清潔かな?
ホテルのベッドメイキングでは、枕やシーツなど肌に直接触れる寝具は、毎日クリーニングに出しているようです。
しかし、調べても「ベッドスローを毎日洗っている」という情報を見つけることはできず、枕やシーツほど頻繁には洗っていないホテルもあるようです。
外国人がベッドに土足で寝転ぶからってベッドスロ一置くらしいけど、そのスローを毎日替えるわけでもないのが意味不明だよね。泊まりに行ったホテルにスローあったら床に落としてる
引用:x
2024年現在、外国人観光客がとても増えているので、ベッドスローが元々の「靴を履いたまま寝る」という使われ方をすることが増えているかもしれませんね。
明らかに汚れていると、洗っていると思いますが、「毎日替えていない」という情報もあるため、毎日絶対に洗っているかどうかは、残念ながら断言できません。
私が、ここ最近利用したホテルでは、チェックアウトの際、清掃員の方がベッドスローを交換しているのを見ました。
ですが、清潔感が気になる方は、ベッドスローを外してからベッドに入ることをおすすめします。
ホテルのベッドについている帯が、なんなのか気になって調べましたが、ただの飾りではなく、役割があることに驚きましたね!
ホテルのベッドを汚したらどうすればいい?
生理が来て、経血でベッドを汚した、どうしよう…
飲み物や食べ物をこぼしたり、子供がおねしょをしてしまったりと、汚してしまったときはとても焦りますよね。
どんな理由であっても、できるだけ早くホテルのスタッフにベッドを汚したことを申告しましょう。
でも、理由によっては言い出し辛いときもありますよね。
できるだけ早く申告した方がいい理由と、言い出しづらいときにできることを説明していきますね!
できるだけ早く申告しなければいけないのはなぜ?
ベッドを汚してしまう原因は、いろいろあると思います。
- 経血
- 鼻血
- 食べ物や飲み物をこぼした
- 嘔吐や下痢
- 子供がおねしょをした
はじめに、もし下痢や嘔吐で汚してしまった場合は、できるだけ早くホテルのスタッフに伝えましょう。
ベッドを汚した場合、時間が経つと汚れがとれにくくなったり、ニオイが広がって染み付いたりしてしまう場合があります。
宿泊者のチェックアウト後、清掃員の方が、順番に部屋を清掃します。
汚したことを申告しておかないと、汚れやニオイを発見した時点から清掃を開始することになるので、どうしても遅れてしまうのです。
時間が経ってニオイが広がってしまった場合、ホテル側はその部屋をそのまま次の宿泊者に提供することができません。
いつもより念入りに清掃しなければならないので、少なくとも1日分の損害が出てしまいます。
クリーニング代を支払おうと思うのだけれど、どうすればいいのかな?
わざと汚した場合は、もちろん支払わなければなりません。
しかし、ベッドのシーツが汚れることは想定済みなので、基本的にクリーニング代は請求されません。
ただし、マットレスまでガッツリ汚した場合、クリーニング代を払わないといけない場合があります。
汚したことを黙ってチェックアウトをして、後から請求されたケースがあるようです。
ビジネスホテルで連れが就寝中に予期せぬタイミングで生理になってしまいシーツ・バスローブ等を汚してしまいました。チェックアウト後、ホテルから電話が有りシーツ等が汚れてるのでクリーニング代、臭いで部屋が利用出来ないので休業保証代として2泊分の宿泊代と合わせて3万円請求されました。
引用:知恵袋
汚したことを黙ってチェックアウトすると、「わざと汚した」「汚したことを隠した」など、悪質な行為とみなされ弁償しなければならなくなります。
「わざと汚したのではない」「隠すつもりがなかった」と後から説明しても、言い訳のようになるだけですので、気付いた時点で申告することが望ましいです。
ちなみに、旅行に行く際、旅行保険に入る方がいると思いますが、旅行保険に賠償責任特約をつけておくという手段もありますよ。
ホテルの備品を破損させてしまったり、汚してしまったりしたときに、対応してくれます。
保険会社によって、適用されることに違いがありますが、万が一のトラブルにも安心できますね。
汚したことを言いづらいときにできることは?
「突然生理がきてしまって、経血で汚れた」などデリケートな理由の場合など、ホテルのフロントに申告したくても恥ずかしくて言い出せないときもありますよね。
例えば、フロントに女性スタッフがいないので不安なときや、他の宿泊者に聞かれたくないときなど、さまざまな場面があります。
そのような場合に、できることはこちらの2つですよ。
- 一緒に宿泊していた友達や家族に言ってもらう
- 清掃員に声をかける
- どこが汚れたのか書いておき謝罪のメモを残しておく
- 一緒に宿泊していた友達や家族に言ってもらう
電話がある場合は、フロントに連絡してそのまま伝えれば大丈夫ですよ!
しかし、最近のホテルでは、部屋に電話がついていない場合が多いです。
自分で、フロントまで行って知らせる勇気が出ないとき、一緒に宿泊している家族や友達に頼んでフロントスタッフに言ってもらいましょう。
また、フロントまで家族や友達についてきてもらうだけでも1人のときより、勇気がでると思いますよ!
私は、ジュースをこぼしてしまったことがあり焦りましたが、友達にフロントまでついてきてもらって落ち着きました。
- 清掃員に声をかける
チェックアウトの時間が近づいてくると、他の部屋を清掃している清掃員の方がいます。
その清掃員の方に「○○号室なのですが、ベッドを汚してしまってすみません。」などと声をかけましょう。
他の宿泊客は、すでにチェックアウトしていることが多く、ベッドを汚したことを聞かれる心配が減ると思います!
- どこが汚れたのか書いておき謝罪のメモを残しておく
そもそも、「声をかけること自体に勇気がいる」「恥ずかしくて言い出せない」と言う場合があると思います。
だからといって、黙ってチェックアウトするわけにはいきません。
そのようなときは、「どこがどう汚れているのか」を書いておき、「お手数かけて申し訳ありません」などと謝罪の文も一緒に書いておきましょう。
声をかけたときより汚れの発見は遅くなってしまいますが、メモがあることによって、必要な道具をすぐに準備できます。
ベッドを汚したときは、どうすればいいかを説明しましたがいかがでしたでしょうか。
どんな場合でも、黙ってチェックアウトするのは、悪質な行為と同じようにみなされるので、必ずホテル側へ知らせましょう。
基本的には、直接ホテルのスタッフに声を掛けることが望ましいですが、どうしても勇気がでないときは、メモを残して帰りましょう。
ホテルのベッドの使い方は?
ホテルにチェックインすると、ベッドがピシッとキレイになっていてとっても気持ちいいですよね!
マットレスにシーツが挟まっていて窮屈!正直どう使っていいのかわからないな。
ホテルのベッドの使い方は、基本的にこのように使います。
- マットレスに挟まれているシーツを出してから寝る
- チェックアウトのときベッドはそのままの状態でOK
ベッドをそのままの状態でチェックアウトしていいの?
とても意外ですよね。私も今まで極力キレイにして、チェックアウトをしようとしていたのでとても驚きました。
では、ホテルのベッドの使い方を詳しく説明していきますね。
マットレスの挟まれているシーツを出してから寝る
ホテルで部屋に入ると、ベッドがとてもキレイになっていますよね!
シワなくキレイなベッドですが、いざ寝ようとしたとき「どこから入るの?」「掛け布団はどこ?」と思うことはありませんか。
「掛け布団はどこ?」と思うことは、さすがに大袈裟かもしれませんが、ホテルのベッドは、シーツと掛け布団が一緒にマットレスに挟まれていることが多いです。
ですので、寝る前にマットレスにはさまれているシーツや掛け布団を全部外に出すと、窮屈感を感じずに眠れますよ!
「そんなの知ってるよ!」と思っている方も、もちろんおられると思います。
ですが、私は「剥がしちゃいけないから、全てマットレスにはさんでいる」と思い込んでいました。
では、どうしてシーツがマットレスにはさまれているのかと言いますと「清潔感を出すため」「シーツを交換したことをわかるようにするため」なのですよ。
また、寝ている間に、布団から足が出ないようにすること、掛け布団がずれて床に落ちることを防ぐためでもあります。
ですので、今まで「窮屈だな」と感じていた方は、マットレスにはさまれているシーツと掛け布団を外に出してみてください。
もちろん、シーツや掛け布団をそのままにして、窮屈さを楽しんで寝るのもありです(笑)
チェックアウトのときベッドそのままの状態でOK
シーツや布団、枕などが散らかっていない場合はそのままチェックアウトして大丈夫ですよ!
むしろ、そのままの方が清掃員の方は掃除がしやすいそうです。
私も、「少しぐらいたたんだ方がいいかな?」と思っていました。
ですが、清掃するとき、どこが汚れているのか、破損している場所がないかを確認するためにもう一度広げるので、二度手間になってしまうそうです。
あまりにも散らかっているときは、一つの場所にまとめておきましょう。
ちなみに、旅館に宿泊したときの敷布団も軽く畳んでおくぐらいで大丈夫です。
キレイにたたんで、押し入れに片づけられていると、スタッフは「汚れや破損を隠蔽している可能性がある」ので念入りに注意しなければならなくなるそうです。
じゃあ、ホテルのベッドもキレイにたたむと、汚れや破損を隠していると思われてしまうかもしれないね。
ホテルを利用したときのベッドの使い方を、説明しましたがいかがでしたか。
大人になってから、使い方をなかなか聞く機会がなかったからよかった!
みなさまも、旅行などでホテルを利用する際には、今説明した使い方を実践してみてくださいね♪
まとめ
- ホテルのベッドにある帯の名前は「ベッドスロー」「ベッドライナー」「フットスロー」である
- ホテルのベッドにある帯は、土足のまま寝るときにベッドが汚れるのを防止する役割がある
- ホテルのベッドを汚したときは、必ずホテルのスタッフに申告する
- ホテルのベッドを汚したときは、スタッフに直接申告することが望ましいが、メモを残しておく方法もある
- ホテルのベッドの使い方は、マットレスに挟まっているシーツを外に出してから使うのである
- ホテルをチェックアウトするときは、シーツをたたまなくてもよいのである
ホテルのベッドにある帯が何なのかをはじめ、ベッドを汚したときはどうするのか、ベッドの使い方を説明してきました。
私も、ホテルを利用することが多いのですが、「今さら聞けないな」と思っていた気になっていたことを改めて知ることができました。
この記事で、みなさまの疑問を解消することができていたら幸いです♪
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