ホテルのワイファイに繋げたいんだけど、安全なのかな?
ホテルなどの公共のワイファイは、誰でも接続することができるので、十分な安全対策ができていないことが多いです。
パスワードを入力しないで接続できるワイファイは、とくに危険なので接続しないことが一番安心だと言えます。
私はホテルのワイファイを利用するとき、何も考えずに接続していたのでとても驚きました。
とはいえ、仕事で接続しなければならないことがありますよね。
この記事では、具体的にどんなところが危険なのか、安全に使うにはどうすれば良いのかを解説していきたいと思います。
また、ワイファイが遅い時の原因と対処法や、ゲーム機を接続する時の注意点を解説していきますよ!
それでは、一緒にホテルのワイファイについて学んでいきましょう♪
ホテルのワイファイは安全?
よかった!ホテルにワイファイある!仕事しなきゃいけないし繋げよう!
まって!誰でも接続できるけど本当に大丈夫なの?
ホテルのワイファイは、安全対策が十分にされていないことが多く、特にパスワードを入力せずに接続できるワイファイは危険です。
ホテルのワイファイは具体的に何が危険なのか、こちらの3選です。
- セキュリティ対策がされていないことが多い
- 中間者攻撃によって個人情報が盗み見される
- SSIDのなりすましがあること
それでは、これらの危険と安全な使い方について詳しく解説していきますね!
セキュリティ対策がされていないことが多い
ホテルでは、宿泊者が快適に過ごすことを最優先に考えられているので、ワイファイのセキュリティ対策のことまで、考えられていないことが多いです。
その上、簡単にワイファイに接続できるように、パスワードを設定していないホテルもあります。
パスワードが設定されていないということは、誰でも接続できてしまうので、悪いことを企んでいる人も接続できてしまいとても危険です。
広告のクリックなどを経由して、インターネットサーバーやインターネット回線に流れるユーザーのデータ量などを簡単に監視できてしまうのです。
ですので、ホテルのワイファイには接続しないことが1番安心と言えるのですよ。
中間者攻撃によって個人情報が盗み見される
「中間者攻撃」とは、簡単にいうと悪いことを企んでいる第三者が、インターネット利用者とウェブサイトの間に割り込んで、データ改ざんなどの攻撃をすることです。
中間者攻撃とは、悪意のある第三者が二者同士の通信へ不正に割り込み、通信データの盗聴や改ざんを行うサイバー攻撃を指します。攻撃者が送受信者に巧妙になりすましを行う上、攻撃から実被害までの期間が長期であることから、被害に遭ったことに気づくのが難しい、という特徴があります。
引用:LANSCOPE
中間者攻撃によって、不正に割り込まれ、パスワードやユーザー名など様々な情報を盗み見られる可能性があります。
ホテルのワイファイに接続しているあいだは、ネットショッピングや通販などを利用しないようにしましょう。
ホテルのワイファイに接続しながら、クレジットカードや個人情報の入力は危険です。
また、不正に割り込んでデータを改ざんされるので、データを乗っ取られたり、ウイルスに感染させられたりする可能性もありますので注意しましょう。
SSIDのなりすましがあること
SSIDとは、簡単に説明すると、ワイファイを識別するための名前のようなもので、自分で決めることができます。
ホテルのワイファイはSSIDがホテルのものだと簡単にわかるように、「○○_hotel」などそのホテルの名前にされてあることが多いですよね。
悪いことを企んでいる第三者が、そのホテルのワイファイであるかのように装ってSSIDの文字を並べて、インターネット利用者に接続させます。
この偽物のワイファイに接続しないようにするためには、ホテルの中に入ってから接続しましょう。
また、スマホなどのワイファイ自動接続の機能にも注意しましょう。
一度接続したことがあるワイファイに自動的に接続させる設定はとても便利ですよね。
しかし、SSIDのなりすましで、作られた偽物のワイファイに接続されてしまう可能性があります。
自分の知らない間に、「接続されていて、個人情報が漏洩した」という事例があるので注意していただきたいです。
ホテルのワイファイの安全な使い方
先ほども述べましたが、「ホテルのワイファイには接続しない」ことが1番の安全といえます。
でも、仕事しなきゃいけないし、どうしても接続しないといけない。
ホテルのワイファイを安全に使いたいときは、こちらを確認してくださいね!
- 暗号化方式を確認する
- パスワードが複雑かどうかを確認する
- ホテルの公式サイトなどを確認して正しいワイファイに接続する
- 接続している間は個人情報を入力しない
- VPNに接続してから使う
- 暗号化方式を確認する
WPA2以上の暗号化方式を使用しているワイファイのネットワークは、データ通信を保護する機能が強化されております。
確認方法は、ホテルの公式サイトに掲載されている場合があるので確認してみてくださいね。
iPhoneで確認する方法とAndroidで確認する方法があります。
iPhoneでは、「設定」→「Wi-Fi」をタップします。
こちらの画像は私のiPhoneの画像ですが、このように接続しているワイファイに鍵マークがあれば、セキュリティが保護されていますよ!
また、接続先をタップしたときに「セキュリティが保護されていないネットワーク」と勧告されると暗号化されていません。
特に勧告やメッセージがなければ、WAP2などの暗号化がされていますよ。
Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップします。
接続されているワイファイをタップすると、詳細を見ることができます。
こちらは私のAndroidタブレットの画像ですが、このようにセキュリティの欄に暗号化方式が書かれていますよ!
- パスワードが複雑かどうか確認する
こちらは、ホテルでワイファイに接続する際に、パスワードを入力すると思います。
このときに入力するパスワードが、複雑であればあるほど、安全だと言えます。
簡単なパスワードが設定されているときや、パスワードが設定されていないワイファイは危険なので要注意です。
しかし、最近のホテルでは、部屋番号と宿泊者の名前で構成されたパスワードを設定していることがあります。
このような場合は、毎回パスワードを変更しているといえるので安全ですね!
- ホテルの公式サイトなどを確認して正しいワイファイに接続する
先ほども述べましたように、悪いことを企んでいる第三者が、あたかもホテルのワイファイであるかのようにSSIDを、設定している可能性も否定できません。
ですので、騙されないように、ホテルの公式サイトや、公式のパンフレットなどに掲載されているホテルのSSIDと見比べて確認しましょう。
- 接続している間は個人情報を入力しない
先ほども述べましたが、安全性が低いホテルのワイファイの場合、接続している間は、中間者攻撃などの可能性があります。
ですので、ワイファイに接続している間は、通販サイトやネットショッピングでクレジットカードなどの個人情報の入力を、しないでくださいね。
- VPNを使う
VPNとは特定の人だけが利用できるネットワークで、インターネット接続とオンラインのプライバシーを保護する仕組みです。
アプリを開いてから、インターネットに接続するだけなのでとても簡単です。
VPN には無料VPN もあるのですが、よりセキュリティ強化されている有料のVPNを使うことをおすすめします。
ちなみに、海外のサーバーにも繋げられるので、海外でしか見られない、映画やドラマ、アニメなどが見られますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
ホテルのワイファイが危険な理由と安全な使い方を紹介してきました。
気軽に接続していましたが、これからは安全なのかどうかしっかり確認しないといけないと強く思いました。
仕事の出張などで、どうしてもワイファイに接続しなければ、仕事ができない状況があると思います。
ホテルの公式サイトなどを見て、ワイファイの安全対策が行われているホテルを選ぶことも一つの方法だと思います。
ホテルのワイファイが遅い!原因と対処法
もう!ワイファイ遅い!
仕事にならないじゃん。
ワイファイに接続しても、すごく遅いと仕事がはかどらなくてイライラしますよね。
ホテルのワイファイが遅い原因と、対処法はそれぞれ3つあります。
ホテルでワイファイを快適に使えるように、原因と対処法を見ていきましょう♪
ホテルのワイファイが遅い原因
- ルーターの距離が遠い
ルーターから距離が遠ければ、通信速度が遅くなります。
ホテル全体で1台のルーターを使っているなら、部屋から出てワイファイがある場所に行くと通信速度が速くなるかもしれません。
「ルーター」とは、簡単にいうと、ワイファイの電波を出す装置のことです。
- 使用する端末数が多い
ワイファイには接続上限数がありますので、それ以上接続するとルーターに負担がかかって通信速度が落ちる場合があります。
部屋ごとにワイファイがあるホテルでも、接続上限数があるので注意しましょう。
また、ホテル全体で1つのルーターを使っている場合は、ほかの宿泊者も同時に使っていると通信速度が落ちてしまいます。
とくに夜は、インターネットを使う人が多いので、遅くなりやすいです。時間帯に注意すると、遅くならず快適に使えるかもしれませんね。
- 建物の構造などによる物理的な影響
ワイファイは電波を飛ばして利用するので、強い電波であっても、壁や床などの障害物が多いと、電波の妨げになってしまいます。
特にコンクリート、土壁、断熱材、木材は電波を通しにくいので、ワイファイの電波が弱くなってしまうのですね。
ホテルのワイファイが遅いときの対処法
- 使用していないアプリを終了する
バッググラウンドで作動しているアプリが、スマホの通信速度を圧迫している可能性があります。
その時に使っていなくても、アプリを閉じないとバッググラウンドで動いてしまうため、通信している可能性があるのです。
この場合は、ホテルのワイファイが遅いわけではありませんが、スマホの動きがスムーズではなくなってしまいます。
遅いと感じた時には、バッググラウンドでアプリが作動していないか確認して、作動していれば終了しましょう。
- ルーターを再起動させる
ルーターも、スマホやパソコンのように精密機器なので、誤作動などを起こしている可能性があります。
1度ルーターの電源を切り、再起動させると元に戻ることがありますよ!
大体のルーターは電源ボタンやリセットボタンがありますので、長押しすると電源が切れます。
電源ボタンやリセットボタンがない場合はコンセントを1度ぬいて、30秒ほど待ってコンセントを差し直してくださいね。
- ホテルルーターを使う
ホテルルーターとは、有線LANに挿して自分専用の無線LANワイファイに変換することができる機器です。
ホテルの部屋の有線LANに挿すと無線LANワイファイに変換されるので、いつものようにネットワーク名を選んで接続するだけなのでとても便利ですよ。
ホテルルーターは、購入する必要がありますが、複数個同時に端末を接続することができるうえ、通信速度も早くて快適です!
また、パスワードなどを自分で設定するので、セキュリティ対策もできるので安心して使えます。
ホテルルーターを1台購入しておくととても便利で、安心できますよ。
ホテルのワイファイが遅い原因と遅いときの対処法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
私は、自分専用のワイファイに変換できて、かつセキュリティ対策ができるホテルルーターがとても魅力的だと感じました。
みなさまも、ホテルのワイファイに接続して、快適にインターネットを使えるように、上記の方法をぜひ試してみてくださいね♪
ホテルのワイファイにゲーム機を接続できる?
疲れた〜。息抜きに一緒にオンラインゲームでもしよう!
うん、いいよ!
あれ?ゲームできない。どうしてだろう。
現状、ホテルでは「ゲーム機のワイファイ接続禁止」と示されていなくても、ほとんどのホテルのワイファイはゲーム機と接続ができません。
「出張のときぐらいゲームは我慢しろ」と言われればそれまでですが、私も宿泊先にゲーム機を持って行きたいのでとてもわかります!
では、どうして接続できないのか、ホテルでワイファイを接続できないときの対処法を紹介しますね。
ホテルのワイファイとゲーム機を接続できない理由
先ほど述べたように、ルーターからの距離が遠いことや、ワイファイの接続上限数によって遅くなり、スムーズにゲームをすることができません。
ですので、「ホテルのワイファイにゲーム機を接続することができない」というより、「接続しても通信速度が遅くてゲームができない」が正しい言い方です。
また、トラフィックが大きい機器は、他の宿泊者の端末の通信速度を下げてしまう可能性があります。
ですので、トラフィックが大きい機器やゲーム機などを元々接続できないように設定しているホテルもあります。
「トラフィック」とはネットワークに流れるデータの量のことですよ!
ですので、ホテルのワイファイを使ってオンラインゲームをすることは、ほぼ不可能と思っておいたほうが良いでしょう。
ホテルでオンラインゲームをするには?
ホテルでは、ゲーム機とワイファイを接続することは、ほぼ不可能と言いましたが、ホテルでもゲームをやりたいですよね。
ホテルでワイファイを使ってゲームがやりたいときは、LANケーブルを使う方法か、先ほど紹介したホテルルーターを使う方法があります。
ホテルルーターを使う方法は、ホテルの有線LANに挿して無線LANのワイファイに変換して、いつもと同じように接続してくださいね!
LANケーブルを挿すところがないゲーム機は、モデルにもよりますが、LANケーブルとUSB変換アダプターを使用することができますよ!
人気ゲーム機のニンテンドーSwitchとプレイステーションの有線LANの接続方法を紹介しておきますね。
ホテルのワイファイとゲーム機を接続することについて解説しましたが、ほぼ接続することが不可能だとわかって残念です。
LANケーブルやホテルルーターをお持ちの方は、有線LANを使う2つの方法を試してみてくださいね。
まとめ
- ホテルのワイファイは安全対策が十分ではなく、中間者攻撃やSSIDのなりすましに注意することが大切である
- ホテルのワイファイを安全に使う方法は「暗号化方式を確認する」「接続している間は個人情報を入力しない」「VPNに接続してから使う」などがある
- ホテルのワイファイが遅い原因は「ルーターの距離が遠い」「使用する端末数が多い」「建物の構造などによる物理的な影響」である
- ホテルのワイファイが遅いときの対処法は「使用していないアプリを終了する」「ルーターを再起動させる」「ホテルルーターを使う」である
- ホテルでワイファイを使ってゲームをするときは、有線LANアダプターや、ホテルルーターを使う方法がある
ホテルでワイファイを使うときの注意点などを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
私は、便利な機能であるワイファイの自動接続も危険になることを知って、大きな駅などの公共ワイファイにも注意しなければならないと思いました。
みなさまも、ワイファイに接続するときは、安全対策に十分注意をして、接続してくださいね。
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