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関西弁が難しい理由はイントネーション?!面白文クイズや関西の方言も

女性が手を頬に当てて微笑んでいるエンタメ

関西弁って話していてとても楽しいけど、なんだか難しいよね?
何か理由があるのかな?

関西弁は、テレビで芸人さんが話していたり漫才やコントをしていたりして、私たちの生活にすっかりなじんでいますよね。

でも、私は関東の言葉とはちょっと違う感じがして、意味は分かるけど何となく難しいな、と思っていました。

実は、関西弁が難しいと感じるのは、独特なイントネーションと言葉の使い方にきちんと理由があるのです!

この記事では、関西弁が難しいと感じる理由について詳しく紹介しますね。

また、関西弁の難しい文を使った面白クイズや、関西弁と言われる方言の種類についても紹介していきます。

この記事を読んで、関西弁をもっと身近に感じましょう!

関西弁が難しいと感じる理由

関西弁はある程度聞き慣れている気はするものの、やはり「ん?今は何と言ったのかな?」というように、難しいと感じることが結構ありますよね。

関西弁が難しいと感じる理由を突き止め、関西弁をもっと深く知ることができたら、関西弁で行われている漫才やコントも今まで以上に楽しめそうです。

そこで、関西弁が難しいと感じる理由を詳しく紹介していきますね!

  • 関東弁とはイントネーションが違うから
  • 関東と関西では同じ言い方でも使い方が違うから
  • 関西人は非関西人が関西弁を話すことに対して厳しい評価をするから

・関東弁とはイントネーションが違うから

関西弁を聞いて、関東弁との違いを最初に感じるのが、このイントネーションの違いではないでしょうか?

私は中学に入学して、最初に仲良くなった友達が関西弁を使っていて衝撃を受けたことをよく覚えています。

友達がハンカチを落としたので拾ってあげたら、「ありがとう~」と言ってくれたのですが、そのときのイントネーションが、

「ありがとう」、と最後の「とう」を強く発音していたのですね。

「ん?いつもと何か違う。」と思い、自分で試しに「ありがとう~」と言ってみたら…

「あがとう」と、「り」を強く発音していました。

その友達から、お父さんが関西人であることは聞いていたので、「あ、これが関西弁なんだ。」とはじめて生で聞いた関西弁に感動したことを覚えています。

このように、関西弁と関東弁でイントネーションが違う言葉が数多くあるのです。

言 葉関 西 弁関 東 弁
お は よ うお は お は
な ん で や ね んな ん や ね んな ん で や ね ん
フ ァ ミ マフ ァ フ ァ ミ マ
お や す みお や す みお や す

「なんでやねん」は、関西の芸人さんがよく使う言葉として、今は全国的に有名ですよね。

でも、同じように真似して使ったつもりでも、イントネーションが違っていたら、「あ、この人は関西人ではないな。」とすぐにバレてしまうので注意が必要です(笑)。

同じ日本語ですが、イントネーションが違うだけでずいぶん印象が変わりますよね。

・関西と関東では同じ言い方でも使い方が違うから

例えば、あまり親しくない人と話をしていて、その人に「今度〇〇に一緒に行きませんか?」と言われたとします。

そのとき、行くか行かないかを断定して言わずに、「行けたら行く」と答えることってありますよね?

実はこの、「行けたら行く」という言葉は、関西と関東では使い方が違うのです!

関西「行けたら行。」はじめから行く気はない
「行かない」とハッキリ言うのを避けるために使う
関東「行けたら行く」予定が分からないので今はハッキリ行くと言えないが、行けたら行くつもり

関西人と関東人が、これを知らずに会話をしていたら、思わぬ誤解を生んでしまいそうですね。

さらに、人間関係にヒビが入り最悪の場合は絶交、なんてこともありえます。

このように、同じ言葉でも関東とは解釈が違う場合があることも、関西弁が難しいと感じる理由の一つであると言えるでしょう。

・関西人は非関西人が関西弁を話すことに対して厳しい評価をするから

関西人は、関西弁に対して高い誇りを持っていると言われています。

そのため、完璧ではない関西弁を使う人に対して、とても厳しい評価をする傾向にあるようです。

ネット上でも、SNSを中心に非関西人が関西弁を使うことに対して、かなり厳しい意見が出ているのを目にしますよね。

私も中学時代に関西の友達と話しているときに、ちょっと関西弁のイントネーションを真似してみたら「それ違う!」と即座に否定されました(笑)。

関東人が正しい関西弁のイントネーションを使って話しているつもりでも、微妙な違いはすぐに見抜かれてしまうのです。

非関西人が、関西人が認めるようなイントネーションや使い方で話すのには相当な努力が必要であるということが、関西弁をますます難しく感じさせる理由になっていると言えます。




関西弁が難しいと感じる理由について紹介しました。

理由は一つではなく、様々な要因が重なり合っているのですね。

これから、関西弁で話す人とコミュニケーションを取るときの参考になれば嬉しいです。

関西弁の難しい文を面白クイズで紹介!

関西弁を使った文は確かに難しいですが、せっかくですから楽しみながら学習したいですよね。

そこで、難しい関西弁の文を使った面白クイズを紹介します!

このクイズに挑戦して、難しい関西弁の文をマスターしてしまいましょう!

この関西弁の文はどのような意味でしょうか?考えてみてください!

  • 第一問:「そこのおもちゃなおして」
  • 第二問:「このたいたん持って帰って食べや」
  • 第三問:「自分、お腹空いとんの?」
  • 第四問:「ほんまにあの人はいちびりやんな」

・第一問:「そこのおもちゃなおして」

答:「そこのおもちゃ片付けて」。「おもちゃを直す?え、壊れているの?」と思ってしまうかも知れませんが、この「なおす」は「片付ける」という意味です。

・第二問:「このたいたん持って帰って食べなよ」

答:「この煮物持って帰って食べなよ」。「たいたん?なにそれ関西名物?」と思わないように(笑)。

「たいたん」とは「炊いたん→炊いたもの」、つまり煮物のことですね。

・第三問:「自分、お腹空いとんの?」

答:「あなた、お腹空いているの?」。「いや、あなたのお腹が空いているかって聞かれても…」と頭の中がハテナマークでいっぱいになってしまいそうですね(笑)。

この場合の「自分」とは「あなた」の意味なのです。

なぜ目の前にいる人のことを「あなた」と言わず「自分」というのか不思議ですが、なぜそうなったのかは関西人も知らないようですよ。

・第四問:「ほんまにあの人はいちびりやんな」

答:「ほんとにあの人はお調子者だよね」。「いちびり?え、ちびったの?」と思ってしまいそうですね(笑)。

「いちびり」とは「お調子者」という意味なのです。

「調子に乗る」や「ふざける」という動詞を「いちびる」と言います。

お笑い大好きな関西人ならではのユニークな表現ですよね。




関西弁の難しい文を面白クイズにして紹介しました。

私は、「いちびり」がツボでしたね。愛嬌があってとてもかわいい方言で、すっかり気に入ってしまいました。

難しい関西弁も、このようにクイズ形式にすると楽しく覚えられるのでおすすめですよ。

関西弁だけではない!難しいと感じる近畿地方の方言

私たちは、普段から「関西弁」という言葉をよく使いますよね。

関西の方で話されている言葉、という認識で使っていると思います。

実はこの「関西弁」とは、一つの方言ではないのですよ!

近畿地方には各地に方言が存在し、それらをまとめて「関西弁」と呼んでいるのです。

関西弁が難しいと感じるのは、各地の方言が少しずつ違い、それらが混同していることも大きな原因の一つと言えます。

ここでは、難しいと感じてしまう原因である、近畿地方の各方言とそれぞれの特徴について紹介しますね。

  • 大阪弁
  • 京都弁
  • 神戸弁
  • 和歌山弁
  • 奈良弁
  • 滋賀弁
  • 三重弁

・大阪弁

大阪とその周辺で話される方言で、さらに和泉方言や摂津方言、河内方言と呼ばれているものをまとめて大阪弁と呼んでいます。

語尾に「~へん」をつけて否定の言葉にする場合、そのまま「へん」をつけるのではなく、直前の音をエ段にかえるのが特徴です。

「分からない」は「分かれへん」、「行かない」は「行けへん」のように変化します。

・京都弁

京都で使われている方言です。舞妓(まいこ)さんが使うイメージが強く、かわいらしくて上品な印象を持っている人が多い方言ですね。

特に若い人は語尾に「~ねんかあ」をつけるようです。

「~してたんだよね」という意味です。いかにも京都弁らしい、はんなりとした表現ですね。

・神戸弁

兵庫県は、全国の中でも特に方言の種類が多く、分けるのが複雑だと言われていますよ。

神戸弁はその中の一つで、他に播磨弁、但馬弁、丹波弁、摂津弁、淡路弁があります。

神戸弁は、兵庫県の南東部、神戸市付近で話されている方言だと言われていますね。

大きな特徴として、語尾に「しとぉ~」、「~しとん」がつくことが挙げられます。

・和歌山弁

紀州弁とも言われ、和歌山県と三重県の南部で話されている方言です。

和歌山弁の特徴は、何といっても敬語表現の少なさでしょう。

古くからみんな平等、という考えがあり、それが言葉にもあらわれているようです。

年上の人や目上に人に敬語を使うのは逆に失礼、という場合もあるそうで、平等という考えが根強く残っているのですね。

このように、敬語表現が少ないことから、「きつい方言、「汚い方言」と言われてしまうこともあります。

和歌山弁の特徴で面白いのが、「ざ行」は「だ行」で発音し、逆に「だ行」を「ざ行」で発音する、というものです。

「れいぞうこ」は「れいどうこ」、「サラダ」は「サラザ」など、あえて逆になっているところが面白いですよね。

・奈良弁

奈良弁は、奈良県で話される方言です。柔らかい発音とゆっくりとしたスピードで話すことが大きな特長です。

語尾が「やよ」、「やん」となるのも奈良弁の大きな特徴と言えるでしょう。

他にも「みー」、「やす」などもあり、どれも柔らかくてかわいらしい印象を与えますよね。

アクセントは関西弁とは異なる場合が多く、どちらかと言えば関東弁に近いようです。

・滋賀弁

近江弁とも言われ、地域によってさらに5つに分けられます。

琵琶湖を中心にして、湖東、湖西、湖南、湖北、甲賀という分類があるのです。

それぞれの方言が異なる地域の方言の影響を受けているので、滋賀弁と一口に言っても地域によって表現やイントネーションが少しずつ異なります。

独特の表現が多くあるのが大きな特徴で、例えば「ご苦労様」は「おせんどさん」、「勘弁して」は「こらえて」など何となく意味が分かるものが多いですね。

・三重弁

三重県で話されている方言です。四日市、伊賀、松坂、伊勢で話される北三重方言と、南伊勢、鳥羽、志摩、尾鷲、熊野で話される南三重方言があります。

2つの方言は少しずつ異なりますが、話すスピードがゆっくりで、やわらかい印象を与えるのは同じで、これが三重弁の特徴であると言えるでしょう。

語尾につける「やん」は、否定の意味で使いますが、かわいらしい感じがするので思わず許してしまいそうですよね(笑)。




関西弁の種類である近畿地方にある方言について紹介しました。

これだけの種類があり、しかもそれぞれ特徴を持っているので、関西弁は難しいと感じても無理はないですよね。

私は近畿地方に旅行で訪れたことはありますが、こんなに細かく方言が分かれていることは知りませんでした。

先に勉強しておけばもっと楽しめたのに、と今さらながら歯ぎしりしています(笑)。

それぞれの方言を詳しく知ることができたら、関西人とのコミュニケーションがもっと楽しくなりそうですね。

まとめ

・関西弁が難しいと感じる理由は、関東弁とはイントネーションが違うから、関東と関西では同じ言い方でも使い方が違うから、などがある。

・関西弁の難しい文は、「自分、お腹すいとんの?」→「あなた、お腹空いているの?」などクイズ形式にすると楽しく覚えられる。

・関西弁は近畿地方にある方言をまとめた表現であり、関西弁には大阪弁、京都弁、神戸弁、和歌山弁、奈良弁、滋賀弁、三重弁がある。

・関西弁はそれぞれの方言に特徴があり少しずつ異なることが、関西弁をより難しいと感じてしまう原因になっている。

関西弁が難しいと感じるのには、きちんと理由があったのですね!

日本には140を超える方言があると言われています。

同じ日本語なのに、こんなに種類があるなんて不思議です。

それぞれの方言に歴史や文化があり、古くからその土地で受け継がれているものですよね。

関西弁が難しいと感じる理由は確かにありますが、これからも受け継いでいきたい大切な文化なので理解を深めていきたいです。

難しいと感じる方言でも、クイズのように楽しみながら覚えることができるので、これからも一緒に方言を大事にしていきましょう。

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