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ミュージカルに強い事務所5選!大学やオーディションについても紹介

劇場で5人が椅子に座って冊子を見ているエンタメ

ミュージカル俳優を目指して頑張りたいけど、どんな事務所に所属した方がいいの?

どうすればミュージカル出演に強い俳優になれるのか。その第一歩として、事務所や大学、オーディションについて紹介していきます!

最近では2.5次元のミュージカルなど人気ですよね。

しかし、出演するまでの道のりは簡単ではありません。

舞台で活躍するとなると、演技以外で個人の強いスキルも必要になってきます。

ミュージカル出演に強い事務所や、学生の内から真剣にとり組んでいきたい方、ミュージカル俳優になりたいと思っている方。

実際オーディションとはどんなものなのか、ぜひ参考にして下さい!

ミュージカルに強い事務所5選!

ミュージカル俳優のみ所属していたり、テレビ出演している俳優も所属していたりと、事務所ごとの特徴を紹介していきます。

  • 山王プロダクション
  • サンビーム
  • キューブ
  • シス・カンパニー
  • アミューズ

私は、好きな俳優の出演情報等を調べた際、同じ事務所に他の好きな俳優もいて、今までは俳優だけで調べたりしていたことも、事務所で調べてみるのも面白いなと感じました!

  • 山王プロダクション

昭和33年に創立した、長い歴史のあるプロダクションです。

大人から子供まで多くの芸能人を育成し、CMやミュージカルへも多数出演、伝統のある事務所として強い評価を受けています。

ミュージカルでは、「ジプシー」や「マチルダ」などの作品に出演しています。

  • サンビーム

ミュージカルだけでなく、音楽、映像等の総合エンターテインメントの分野にも力をいれています。

プロフェッショナルなパフォーマンスを提供していくことを理念にしている事務所です。

ミュージカルでは、「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」「炎炎ノ消防隊」「ジプシー」などの作品に出演しています。

  • キューブ

俳優の、生瀬勝久、松下洸平、藤木直人、堀内敬子、中越典子などが所属していますよ。

ミュージカルはもちろん、テレビ出演も多い俳優や、アナウンサー、クリエイターも所属していて、幅広い分野で活躍しています。

キューブが運営している東京都渋谷にCBGKシブゲキ!!という劇場があるので、所属俳優が舞台に立てるチャンスも多いでしょう!

演劇を中心とした舞台芸術をはじめ、映像、音楽など様々な公演やイベントの発信基地とした新しい劇場です。

  • シス・カンパニー

主に舞台出演が中心の役者が多いですが、堤真一、高橋克実、八嶋智人、キムラ緑子など、映像作品と舞台作品のどちらにも出演している役者も多いです。

実力派を育てる育成に強い力を入れているので、本格的に演技に打ち込みたい人におすすめの事務所です。

出演ミュージカルには「帰ってきたマイ・ブラザー」「ショウ・マスト・ゴー・オン」「ケンジトシ」などがあります。

  • アミューズ

創立45年、「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」を会社として掲げている大手芸能事務所として有名な「アミューズ」です。

独自で舞台の制作も行っているので、所属俳優は舞台出演での実績を積むチャンスも豊富です。

所属俳優に、大谷亮平、岸谷五朗、TEAM NACS、仲里依紗などが所属しています。

また、ミュージシャンも数多く所属しており、幅広い分野での強い活躍をしています。

ミュージカルに強い大学3選!

本気でミュージカル俳優を目指すなら学生のうちから頑張りたい、という方のために育成に強い大学の学部を紹介します。

  • 東京藝術大学
  • 足洗学園音楽大学
  • 大阪芸術大学

現役で活躍する俳優が講師として教えてくれたり、演技指導の他にも舞台演出等も詳しく学べたりと、多方面からミュージカルについて学べる学校がほとんどです。

思っていたより学校があり、私ももし学生の内から志すならそれぞれの学部の特徴を調べてしっかり選んで通いたいなと思いました!

  • 東京藝術大学

日本の芸術大学の中で一番ミュージカル出演に強いと言ってもいいのではないでしょうか。

東京藝術大学の音楽学部声楽科は、劇団四季でも活躍した石丸幹二さん、「レ・ミゼラブル」などで活躍する上原理生さんなど、卒業生には今も活躍している俳優が多く居ます!

合唱やオペラ基礎など、声楽を本格的に学ぶことができ、伝統を継承しつつ、現代に求められる声楽家を育成することに力をいれています。

人間性の育成へも重点を置き、国際性と音楽の果たす役割の重要性を認識し、心豊かな演奏等を通して社会に貢献できる人間に育って欲しい、という教育理念を掲げる大学です。

  • 足洗学園音楽大学

2006年に開設したミュージカルコースは、それぞれが最高のパフォーマンスを繰り広げ、全員で観客を魅了し感動を与えるステージを作ることを目標にしている学部です。

授業では、演技、歌、ダンスを中心に、NYやロンドンの育成メソッドを取り入れた理論的かつ実践的な内容になっています。

また、様々な分野で活躍するプロの特別講座、NY・ロンドンへの海外研修等。

舞台で幅広く活躍できる人材を育成するため、個性のあるカリキュラムを用意しています。

そして、必修科目を少なくし、選択科目を多く用意していること、カリキュラムを1年ごとに自由に組むことができるという点が、この学部の強いところではないでしょうか。

在学中に学内や学外で多くの公演機会があるのも魅力のひとつです。

ブロードウェイや、邦楽ミュージカルなどのオリジナル作品、演劇公演など、年間を通して数多くの演目を行います。

ミュージカル本公演、邦楽ミュージカル等に関し、学内競争力向上のため、1年生~4年生まで全学年対象のオーディションで、キャスティングをしている事も本格的ですよね!

  • 大阪芸術大学

舞台芸術学科演技演出コースとミュージカルコースがあり、演技のための心づかい、息づかい、言葉づかいを学び、思いを伝える感受性を養い、実践に強い学部です。

そして、大阪芸術大学は、あの有名な「劇団☆新感線」が生まれた場所でもあり、なんと、演出家・劇作家のいのうえひでのりさんは教員としても勤めています!

演技演出コースでは、シェイクスピアをベースに、いかに演技し演出するかを検証します。

また、照明、美術、衣裳、音響デザイナーの先生との合同授業を通して、スタッフワークについても具体的に学ぶことができます。

舞台創作の方法や、演技者としての土台を築いていく演習、演出家の目線から芝居の作り方を学びます。

稽古のなかで、演出を付ける過程で指示した表現のセオリー等、演劇人に必要と考えられる感覚を実際に体験できますよ。

ミュージカルコースでは、ミュージカルとはどういう演劇なのか、あくまでも上演すること、演じることがメインです。

ミュージカルの成り立ち、現在までの歴史を考察し、様々なスタイルとその特色、それらの本質的な要素について理解を深めます。

ミュージカル俳優にふさわしい演技力、必要な歌唱力、ダンス力、海外メソッドも取り入れた演劇表現を追求していくのです。

身体づくりや自己解決の手段など、様々な要素を取り入れ、追及していける学部だと思います。

ミュージカルに強いオーディションを受けるためのポイント

いざオーディションとなると緊張しますよね…
少しでも緊張をほぐし、自分の魅力を伝えるための準備や注意点を紹介します!

  • オーディションを受けるための準備
  • オーディションでの履歴書
  • オーディションの種類

一般的な面接とは違う点が多くあり、自分をアピールするための準備はもちろんですが、事前に知っておいた方がよりスムーズにオーディションに臨めると思います。

私も緊張するタイプですが、事前準備をしっかりして臨む面接は、たとえ緊張したとしても、結果はどうであれ、終わった後の達成感や気づきは多いですよね!

オーディションを受けるための準備5つ!

オーディション合格を目指す方が日頃から心がけておきたいことを紹介します。

すぐには難しいこともありますので、事前準備は必須です!

  • 長所と短所を知る。
  • 写真に慣れる。
  • 何か特技を持つこと。
  • 映画を観る、本を読む。
  • 国語をしっかり勉強する。
  • 長所と短所を知る。

これは何に置いても把握しておくことは重要ですよね。

自己PRにもつながりますので、深く堀り下げるといいでしょう。

  • 写真に慣れる。

とにかく写真を撮られることになれましょう。自分が一番よく見える角度なども研究しておくと更にいいですね。

  • 何か特技を持つこと。

自分だけの特技を見につけることで、オーディションで審査員に強いインパクトを与える事ができます。

仕事や役にも繋がるので、何か趣味があるなら今のうちに極めていくといいでしょう。

ダンス、演技、歌、アクロバット等、どんな役がくるかわからないので、毎日が勉強だと思い、色んなことに興味を持ち、アンテナは常に張っておきましょう。

  • 映画を観る、本を読む。

シンプルに、想像力の引き出しが増えます。語彙力や表現力は実際自分で経験する方がよりリアルに伝えることができますよね。

そして、審査員が過去に出演した作品、演出した作品等は必ず見ておきましょう。周りと少しでも差をつけるためには必須です!

  • 国語をしっかり勉強する。

すべての基本ですが、短期間で身につくものでもありません。コツコツと勉強して、教養を深めておきましょう。

オーディションでの履歴書

オーディションではまず、書類審査が行われることがほとんどです。

審査員を引きつけることのできる応募書類を書くことはオーディション合格への第一歩です。

  • 応募用紙は専用のものを。
  • 送る際には折りたたまない。
  • 書類やデモ音源などは常に準備しておく。

応募書類は2次、3次と以降の審査でも大切な資料となって審査員の目に触れるので、とても重要です。

  • 応募用紙は専用のものを。

主催者が、オーディション用紙や応募フォームを用意している場合があります。この場合は用意されたものを使い、応募しましょう。

用意されてない場合は自分で選ぶのですが、その際は一般的な履歴書ではなくオーディション用の履歴書を使いましょう。

一般の履歴書と比べて、オーディション用の履歴書を使う利点は何かというと…

写真を貼れる部分が大きいこと、スリーサイズを書けること、保護者同意欄があること(未成年者向け)、レッスン経験や出演経験を書けることなどです。

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  • 送る際には折りたたまない!

封筒が小さいからと言って、小さく折りたたんで送ることはダメです。

用紙が傷つく恐れもあり、主催者側の手間にもなってしまいます。

履歴書の大きさに合わせた封筒を選び、クリアファイルに入れると書類も傷つかず、主催者側に与える印象も良いでしょう。

  • 書類やデモ音源などは常に準備しておく。

オーディションに応募する際、履歴書の他に、デモ音源や動画、スナップ写真などのデータ類も必要な場合がほとんどです。

もし既に事務所に所属していて、常に書類やデモ音源・動画データが準備してあり、すぐに対応できる方、何度もオーディションを受けていて、準備してある方は良いでしょう。

何も準備できておらず、カラオケボックスでデモ音源を録音、市販の履歴書を使うなど、やっつけで出そうとする方は、書類通過さえ難しくなります。

日ごろからレッスンと、準備は何よりも大切ですので、注意しましょう!

オーディションの種類

ひとことでオーディションといっても、いろいろなオーディションがあるので、注意点やそれぞれの分野で強いことを紹介します。

  • 大手劇団のミュージカルオーディション
  • 商業公演のオーディション
  • 中小劇団のミュージカルオーディション
  • 出演費用が自己負担のオーディション
  • 大手劇団のミュージカルオーディション

大手の劇団が行っているのは、1年に1回の大規模なオーディション、公演している作品の役が足りなくなった時などの個人のオーディションです。

ですが、ほとんどの場合は定期的で大規模なオーディションで、大抵10月から11月頃に行われます。

この場合、二つに分けられているのが特徴です。

  • シーズン契約・演目契約
  • 研究生コース

「シーズン契約・演目契約」
かつては「一般コース」と言われていましたが、2023年現在は行われておらず、今後はシーズン契約、演目契約になる見込みです。

しかし、2023年現在はシーズン契約・演目契約オーディションの実施は見送っている様です。

出演機会で手当てが変動するため、手当が多い外部の出演者より、できる限り劇団員を出演させたり、同じ役で複数出演者がいる場合はなるべく交替で出演させたりしています。

「研究生コース」
オーディションに合格して研究生になると、1年間無料でレッスンを受けることができます。

10月頃に中間の選抜が行われ、以前は成績や取り組む態度に問題があると落とされていましたが、2023年現在では全員の成長を1年間見る、という方針に変わっています。

研究生コースは「歌唱」と「ダンス」があり、演技コースはほぼ合格者はいません。

歌唱コースはクラシックとポピュラーに分かれていて、音大の声楽科で学んだ方などはクラシック、演劇系の大学や専門学校を卒業した方はほとんどがポピュラーです。

ダンスコースは、クラシックバレエとジャズに分かれています。

以前は研究生でも、成績やキャラクターの必要度に応じて、途中から舞台に出演する例もありましたが、2023年現在では1年間の研究生過程を終了しないと出演できません。

  • 商業公演のオーディション

商業公演のオーディションは、一般に情報が公開されることは少ないです。

なぜなら、主催者が、事務所やプロダクション、特定のレッスンスタジオなどに募集情報を直接流すからです。

大型公演の場合、一般公募される時もありますが、主な役はある程度決まっている場合が比較的多く見られます。

商業公演では育てる目的ではなく、舞台で十分に通用する即戦力を必要としているので、そうでないと合格は難しいと考えて下さい。

しかし、いろいろなチャンスを狙うなら、そうした情報にも強い事務所に所属するといいでしょう。

  • 中小劇団のミュージカルオーディション

劇団のレッスン生からスタートしないと出演できないところと、オーディションに合格すれば公演に出演できるところがあります。

オーディション雑誌やインターネットなどに募集情報が掲載される場合が多く、劇団やカンパニーによっては、チケットノルマを持たないと出演できないところがあります。

自分の経済状況、チケットを買ってくれる友人知人の数をしっかり把握してからでないと、10~数10万円単位の自己負担がでるので注意しましょう。

なので、その公演に出演する事によって自分が得られるメリットとデメリットを良く考えた上でオーディションの申し込みをする事が大切です。

インターネット上にも劇団やカンパニーの評判や口コミが掲載されていますので、良く確認してから出演するかどうかを決めましょう。

  • 出演費用が自己負担のオーディション

まず、この様なミュージカルは、アマチュアかそれに近いレベルだと思って下さい。

なぜなら、公演自体で元が取れる作品であれば、自己負担を求める必要がないからです。

主催者がお金儲けのために多くの出演者を集め、稽古もリハーサルも適当で、本番も舞台装置が無い、と言うような事も珍しくありません。

特に注意すべきなのが、研究所、養成所、などのオーディション以外で、公演目的のオーディションにもかかわらず、費用を取られる場合です。

舞台経験がなくてどうしても出演したい場合や、自分が初心者で、公演のレベルが低くてもかまわない場合。

趣味で出演する場合などを除いて、費用を取られるオーディションは良く考えてから応募しましょう。事前にその主催者や団体の情報を集める事も大切です。

まとめ

  • 山王プロダクションやサンビームは、主にミュージカル出演に強い俳優が所属している事務所。
  • キューブ、シス・カンパニー、アミューズは、テレビにもミュージカルにも出演している俳優が多く、様々なエンターテインメントのジャンルに強い事務所。
  • 東京藝術大学の音楽学部声楽科がミュージカルを大学からめざすなら強い学部。
  • 足洗学園音楽大学は、カリキュラムを1年ごとに自由に組むことができるところ、学内外での公演の際は、全学年を対象にしたオーディションによるキャスティングを行っていることが学部の強み。
  • 大阪芸術大学は、有名な「劇団☆新感線」が生まれた場所で、現役の講師もいるので、ミュージカル俳優になるための、より実践的なカリキュラムが多く学べる。
  • オーディション合格を目指す方が日頃から心がけておきたいことは5つあり、
    短期間では難しいこともあるので、事前準備は必須。
  • ほとんどのオーディションでは書類審査が行われ、応募用紙は専用のものを使う、送る際には折りたたまない、書類やデモ音源などは常に準備しておくことが必須。
  • オーディションには大きく4つあり、お金の負担がある場合もあるので注意して応募する。

一般に公開されないオーディションの情報や事前準備には、いい事務所に所属することも大切です。

これから夢を叶えたいと思っている方や既に携わっている方、ミュージカルでの感動をいろんな方に知ってもらえるための機会を広げていけるといいなと思います。

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