今月の電気代が10000円超えちゃった!1人暮らしでこれって普通なのかな?
1人暮らしをしていて、電気の請求額にびっくりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
1人暮らしのひと月の電気代は平均6,808円前後なので、10000円は高い方です!
私も実家で暮らしていた頃は全く気にせずに電気を使っていましたが、自分で生活費を払うようになってから、月々の電気代のあまりの高さに驚くこと数知れず。
電気は毎日の生活に欠かせないインフラなので、全く使用しないという訳にはいきませんが、少しでも電気代を下げたいですよね。
10000円から3000円減らすことができれば、年間で36000円も節約することができます!!
この記事では、電気代が高くなる理由から、節約につながる見直すべきポイントを解説しています。一緒に見ていきましょう!
1人暮らしで電気代が10000円を超える5つの原因
ひと月の電気代が10000円を超える場合、次のような原因が考えられます。
- 電気料金の値上げ
- 古い家電を使っている
- 消費電力が多い家電を使いすぎている
- 家電のメンテナンス不足
- 生活スタイルと契約している料金プランが合っていない
様々な原因が複合的に重なって、電気代が高くなっているのかもしれません。ひとつひとつ具体的に見てみましょう!
電気料金の値上げ
ここ数年、さまざまな理由によって世界的に燃料価格が大きく高騰しており、電力会社による電気料金の値上げにもつながっています。
大手電力10社は29日、平均的な使用量に基づく2024年1月請求分(23年12月使用分)の電気料金を発表した。
発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)の輸入価格の上昇を反映し、5社で2〜24円の値上がりとなる。
引用元:日本経済新聞 2023年11月29日
実は2023年の1月〜9月までは、政府による「激変緩和措置」によって、電気料金の値下げが続いていました。
その緩和処置が、23年10月に補助額が半分、2024年1月をもって完全終了とのことです。
10月以降、1人暮らしで電気の使用量は変わらないのに、請求金額が高いような…と思われていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。全国的に値上がりしているのですね。
古い家電、電力消費量の大きい家電を使っている
使用年数が10年を超える古い家電と、最新の省エネ家電とでは、電気代や年間の消費電力量が大きく変わります。
最新型の冷蔵庫は、10年前の製品と比べて、消費電力は約37~43%も省エネになり、年間電気代は、約4,740円〜6,090円もおトクになります。
冷蔵庫はおうちの中で、24時間、365日稼働していますから、暮らしに合わせて賢く選べば、省エネ効果も大きくなります。
エアコンは、最新型の省エネタイプに買換えると、10年前の製品と比べて消費電力量は約12%も省エネになり、年間電気代が約2,920円も節約できます。
また、最新の機能によって、快適性もアップするため、より心地よく過ごせます。
引用元:環境省WEB
特に、冷蔵庫やエアコンといった大きな家電は安い買い物ではないので、故障しない限り買い替えを躊躇する方が多いかと思います。
ただ、古いものと新しい家電とでは、月々はもちろんのこと年間の電気代が大きく変わることがわかりました。
長い間同じ家電を使っていて、近ごろ電気代が10000円を超えることがあるという方は、一度家電の年式を確認されることをおすすめします!
消費電力が多い家電を使いすぎている
一般的に、夏より冬場の方が電気代は高い傾向にあると言います。
電化製品は熱を作り出す際に想像以上に電力を消費するので、それだけ電気代も高くなるのです。
エアコンは夏も使うのに、冬の方が電気代は高い気がする。なぜだろう?
エアコンについても同様に、冬場は室内と外気温度の差が大きくなるため、温めるのに夏場以上に電力を使うようです。
私も冬の間、エアコンとファンヒーターを同時に使い続けて、1人暮らしの電気代が10000円を超えたことが何度もあります…。
消費電力が大きい暖房器具の複数づかいには注意が必要ですね。
電化製品のメンテナンス不足
電化製品のメンテナンスが不足していると、稼働効率が落ちて消費電力が多くなります。
例えばエアコンについては、経済産業省の省エネポータルサイトでは、ひと月に1〜2回のフィルター清掃で、年間約990円の節約になると解説しています。
フィルターを月に1回か2回清掃。
フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較。
年間で電気31.95kWhの省エネ、原油換算8.05L、CO2削減量15.6kg、約990円の節約。
引用元:経済産業省 省エネポータルサイト
チリも積もればなんとやらです!取扱説明書に書かれているお手入れなどは必ず行うようにしましょう。
生活スタイルと契約している料金プランが合っていない
電力会社によってプランは様々ですが、生活スタイルにあっていないプランを契約している場合、当然電気代は割高に。
月々の電気代は、全く電気を使わなくても毎月発生する「基本料金」と、電気を使った量に応じて請求額が決まる「電気使用料」の足し合わせによって決まります。
基本料金は、電力会社ごとに独自に決めることができるので、会社によりばらつきが見られるようです。
また「電気使用料」に関しても、ライフスタイルと合っていないプランを契約している為に、電気代が高いことが考えられます。
1人暮らしなのにファミリープランを契約していたり、日中家にいないにも関わらず、昼間の電気使用料がお得なプランを契約していたりと、知らないうちに電気代がかさんでいることも。
現在契約している、電力会社や契約プランを今一度確認してみましょう!
1人暮らしの電気代は平均いくらなのか?
1人暮らしの電気代が高い原因はわかったけど、ところで平均ってどのくらいなんだろう?
総務省統計局によると、2022年度の1人暮らしの電気代は平均6,808円です!
2012年 | 5,141円 |
2013年 | 5,482円 |
2014年 | 5,565円 |
2015年 | 5,599円 |
2016年 | 5,320円 |
2017年 | 5,392円 |
2018年 | 5,852円 |
2019年 | 5,700円 |
2020年 | 5,791年 |
2021年 | 5,482円 |
2022年 | 6,808年 |
コロナの影響もあり在宅勤務になったり、おうち時間が増えたりしたこともあってか、徐々に上がってきてはいるものの、それでも7,000円未満が平均値のようですね。
私も1人暮らしをはじめて長いですが、電気代は6000円前後の月が多いです。
とはいえ、特に冬場は電気代が跳ね上がることもしばしば…。
次にご紹介する節約のポイントを、一緒に実践してみましょう!
1人暮らしの電気代を3000円減らす!効果的な方法3つ
電気代を月3000円減らす。簡単なことではなさそうですが、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
電気代を節約する効果的な方法を調べてみました。
- 電化製品のお手入れをする
- 暖房器具を省エネのものに変える
- 電力会社、契約プランを見直す
どれも効果が高そうですね!詳しく見てみましょう!
電化製品のお手入れをする
繰り返しになりますが、電化製品のお手入れを怠ると、稼働効率が落ちて余分な電力を使うことになります。
家電の電力消費量は、「冷蔵庫」「エアコン」「照明」で全体の半分を占めている為、この3つのメンテナンスが、省エネの大きなポイントになります。
引用元:経済産業省省エネポータルサイト
- 冷蔵庫
- エアコン
手軽にできるエアコンのお手入れ=フィルター清掃です。
フィルターについた埃や汚れによる目詰まりを解消する事で、稼働効率が格段に上がります。
フィルターの清掃は稼動状況にもよりますが、毎日使っている場合2週間に1回が推奨されています。少なくともひと月に1度は、お手入れをするようにしましょう!
また、年式が古いエアコンの場合は、内部にかなり汚れが溜まっている可能性も考えられるので、本格的なクリーニングを検討しても良いかもしれません。
エアコン掃除の手順や電気代節約のアイデアについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
- 照明器具
電球や電気のかさが汚れていると、消費電力量が上がるだけでなく、明るさも低下してしまいます。
特にキッチンまわりの照明器具は、油汚れがついてホコリが付着しやすくなるので、小まめに掃除をすることをおすすめします!
また当然といえば当然ですが、「使わない時は電気を消す」ことが何よりの節電になります。不要な場所の灯りはこまめに消すようにしましょう!
リビングや寝室などで、リモコン機能を使っている場合は、リモコンを使って消灯すると待機電力を消費してしまいます。主電源を切るように習慣づけましょう。
加えて、白熱電球よりも消費電力の少ないLED電球に変える事で、さらに電気代の削減が見込めます!
暖房器具を省エネタイプに変える
先の調査で、暖房器具の使用により冬場は特に電気代が高くなることがわかりました。
暖房器具を省エネタイプに変えることで、大幅な節約が実現できそうです。
電気代が安い暖房器具には、どういう物があるんだろう?
暖房器具ごとの消費電力、電気代の平均額を比較してみましょう!
暖房器具 | 消費電力の目安 | 1時間あたりの電気代 |
セラミックファンヒーター | 550W~1200W | 約17円~約37円 |
エアコン(暖房) | 450W~2500W | 約14円~約78円 |
オイルヒーター | 600W~1200W | 約19円~約37円 |
遠赤外線ヒーター | 325W~800W | 約10円~約25円 |
こたつ | 80W~300W | 約2円~約9円 |
電気カーペット | 100W~500W | 約3円~約16円 |
上記の比較表を元にした、1日8時間使った場合のひと月の電気代はこちらです。
暖房器具 | 1ヶ月の電気代 |
セラミックファンヒーター | 約4,080円~8,800円 |
エアコン(暖房) | 約3,660円~18,720円 |
オイルヒーター | 約4,560円~約8,880円 |
遠赤外線ヒーター | 約2,400円~約6,000円 |
こたつ | 約480円~約2,160円 |
電気カーペット | 約720円~約3,840円 |
ワット数や、部屋の広さによって平均値に開きはありますが、こたつや電気カーペットは電気代がかなり安い傾向にあることがわかりました。
エアコンは1度温度を調整すると、約10%の電気代が削減できるとのこと。
こたつや電気カーペットを併用しながら、エアコンの設定温度を下げることで、冬場の電気代を大幅に削減することができそうです!3000円の節約も夢じゃないですよ!!
電力会社、契約プランを見直す
2016年の電力自由化に伴って、これまで住んでいる地域の大手電力会社でしか契約できなかった電気が、自由に会社を選べるようになりました。
契約中の電力会社や契約プランを見直すことで、電気代を下げることができます!
1人暮らしに最適なプランを提案している会社は多くありますが、おすすめはこちらです。
- Looopでんき「スマートタイムONE」
- シン・エナジー
- ONEでんき「スタンダードプラン」
- Looopでんき「スマートタイムONE」
Looopでんきは、基本料金が0円の新電力会社です。
「スマートタイムONE」は30分ごとに電気使用料が変動するプランで、電気料金が安い時間帯(主に日中)に電気を利用することで、電気代を安くすることができます。
在宅勤務が多い方にピッタリではないでしょうか。
契約期間の縛りや違約金、解約金もないので、進学や転勤で引越しを予定している、1人暮らしの方にもおすすめの電力会社です。
また、東京電力のエリア限定にはなりますが、電気料金がさらに割引になる電気とガスのセット割もありますので、そちらもチェックしてみてください!
- シン・エナジー
シン・エナジーは、利用料金がトップクラスに安い新電力会社です。
使用量が少ないと割高になる電力会社も多い中で、シン・エナジーは最安水準を提供しています。
従来電力よりも安い「きほんプラン」や、夕方以降の電気代が安くなる「夜生活フィットプラン」などがあり、ライフスタイルに合わせて料金料金プランを選択できます。
シン・エナジーには、毎月の電気代200円ごとにJALマイルが貯まる特典もあるので、旅行好きでよく飛行機を利用される方にもおすすめの電力会社です!
- ONEでんき「スタンダードプラン」
ONEでんきのスタンダードプランは、エリアに関わらず基本料金が0円かつ、電気使用料が一律の、シンプルでわかりやすい料金プランが魅力です。
電気の使用量が多いほど、相対的に電気料金がお得になります。
初期費用や解約手数料も一切なし、最短5分で手続き完了と、簡単に切り替えが可能なところも嬉しいポイントですね!
また、現在契約中の電力会社のプランを見直すことで、電気代を削減することができる場合もあります。料金プランは、契約のアンペア数によって変動します。
1人暮らしであれば、30アンペアあれば、十分といったところです。不必要に大きなアンペア数でのプランになっていないか、契約内容を見直してみましょう。
実は私もこの記事を書くにあたり契約内容の見直しを行ったところ、60アンペアまで使えるプランを契約していたことが判明しました…。
切り替えることで、3000円の削減を実現できるのではと期待しています!!
こちらの記事では、通信費の節約術もご紹介しています。電気代と合わせて、通信費を見直すことで、暮らしに余裕がうまれますよ!
まとめ
- 1人暮らしの電気代がひと月10000円はかなり高額である。
- ひと月の電気代が10000円を超える原因として、古い家電の使用、消費電力が多い家電を使っている、生活スタイルと契約のプランが合っていない可能性などが考えられる。
- 1人暮らしの電気代は2022年度で平均6,808円。
- 月の電気代を、10000円から3000円節約する効果的な方法として、電化製品のメンテナンスや、暖房器具を省エネのものに変える、電力会社、契約プランの見直しがある。
- こたつや電気カーペットなど省エネ家電を併用しながら、エアコンの設定温度を下げることで、冬場の電気代を削減することが可能。
- 契約中の電力会社を変える、契約中のプランを見直すことも電気代の削減に効果的。
- 1人暮らしに最適な電力会社のプランには、Looopでんきの「スマートタイムONE」、ONEでんきの「スタンダードプラン」などがある。
1人暮らしの電気代について、10000円を超える原因や節約の効果的な方法をご紹介しました。
固定費は月々のものなので、なるべく節約したいものですね。
この記事を参考に無理のない範囲で節約して、みなさんの暮らしがさらに快適なものになれば幸いです!
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