関西弁をいつものように話していると、「怖い!」「怒っているのかと思った」などと言われたことありませんか?
私も関西以外の出身の友達から言われた事があり、理由が分からず驚きました。
なぜだろう?と思い、調べると嫌われる理由は以下の4つだということが分かりました。
関西弁が怖くて嫌われるからと言ってすぐに標準語を話すことなんて正直無理ですよね。
今回は関西弁が嫌われる理由の掘り下げと嫌われないための対策、さらにどんなセリフが特に嫌われているのかを紹介します。
関西以外の人たちともすぐに仲良くることができます!
この記事を読んで関西以外の人たちと仲良くなるための参考にしてくださいね!
関西弁が嫌われる理由は4つ!嫌われないための対策も
関西の人は関西以外の人から関西弁が嫌われると言いますが、その理由は何なのかと思い調べてみました。
関西弁が嫌われる理由は以下の4つだとわかりました。
- 言葉遣いが怖い
- 話し方がきつい
- 早口で聞き取れない
- 大きな声がうるさい
どういうことなのか掘り下げてみましょう。
言葉遣いが怖い
関西人が褒め言葉としてよく使う「何してんねん」「あほか」「なんでやねん」という単語は関西になじみのない人にとっては「それは違う」と批判されて傷つけられているように感じます。
関西人同士でも仲良くならないと、怒られているのか、面白いから言ってくれたのか「あれ、今のはどっち?」と分からなくなる時ありますよね。
早く仲良くなりたいからと思って発してしまうと、誤解がうまれる可能性があります。
語尾がきつい
「○○やんけ」という語尾もべつに怒っている訳ではないですが、やはりなじみのない人にとってはキツイ言葉遣いだと感じるのです。
この言葉遣いは関西人である私でもドキッとしてしまうことがあります。
早口で聞き取れない
関西人は早口で話すスピードが早い人が比較的多いと感じます。
その上関西弁になじみのない人にとっては聞きなれないイントネーション、単語が出てくるともうなんてしゃべっているのかわからなくなってしまいます。
例えば、外国語に慣れていなかったら「今の単語はどういう意味?」って分からなくなった瞬間に置いて行かれますよね、
ある意味それと同じでイントネーション、単語でつまずくと話の内容が入ってこなくなります。
大きな声がうるさい
関西の大人の人に比較的多いのが大きな声で話す人です。
「あほか!」「○○やんけ」と大きな声で言われれば誰だって驚きます。
また関西弁はどこに行っても独特なイントネーションが抜けなくて目立ってしまいやすいのです。
それゆえ、アピールしているのではないかと思われがちです。
関西人も遠征先で「あ、関西弁が聞こえる!」とホッとしますよね。
そう感じるように声が大きくなくても耳に入ってくるのです。
確かに嫌われる理由を知ってみると「言われてみればそうかもしれない」と共感出来る部分もあるかと思います。
でも大丈夫です。話し方を工夫すれば優しい印象に変えられます。
関西人以外と話すときに試すべきこと4つ
上の章で関西弁が嫌われる理由についてご紹介しました。
これらを踏まえた上で関西以外の人と話すときに試していただきたい4つをご紹介します。
わざとらしい関西弁は使わない
わざとらしい関西弁を使おうとしないことが大切です。
テレビなどでよく見る話し方の「なんでやねん」「どないやねん」勢いよく発してしまうことが多いですよね。
キツい印象を与えてしまうので、関西県外の人と話すときは、あまり使わないようにすることです。
また、仕事の会議や大切な場面ではイントネーションはともかく、丁寧に話すことを意識しましょう。
相手に威圧感を与えず、穏やかに話すこと。
わざとらしい関西弁を使わないことと共通しますが、関西弁自体に怖さ、威圧感を覚えてしまっている人も少なからずいます。
いちいちツッコミを入れるのは避け、優しい言葉遣いを意識しましょう。
また大きな声を出ない話し方を意識して、会話をしましょう。
笑いを取ろうとしないこと。
自分が面白いと思っても相手が思っていない場合があり、相手に笑いを強要させてしまう、疲れさせてしまう可能性があります。
無意識にやってしまっている人は注意しましょう。
相手の話に面白さとオチを求めないこと。
「だから何?」「全然面白くない」と言って、それを態度に出してしまったり聞いてしまったりする関西人がたまにいます。
これらもキツく怖く、相手にプレッシャーを与えてしまいます。
「そうなんや」と笑って頷いて相手の話を聞いていれば大丈夫です!
私が、関西以外の友達と話す時は、これを意識して話しています。
私には関西以外の友達がいますが、最初怖がっていた関西弁が「怖いイメージだったけど違うんだね」と言ってくれました。
関西弁の嫌われる原因となるセリフ5選
関西弁の中でも使うと特に嫌われるセリフを紹介します。
- 「で?」「だから何なん」
- 「マクド」
- 「あほ」
- 「あかん」
- 「自分」
- 明らかに関西でしか通じない単語
「で?」「だから何なん」
関西人は、比較的オチを大切にしている人が多いです。
言い換えると関西人以外はそんなに気にしていません。
このセリフをいわれると、「怖い」「笑いを求められている」とプレッシャーを感じたり、「私は関西人じゃないし」と思われたりして、相手は余計に壁を作ってしまいます。
「マクド」
一般的には「マック」と呼ばれているマクドナルドです。
関西人だけが「マクド」と呼んでいて関西弁と関西以外の言葉で比較するときによく用いられるセリフだと思います。
例えば「マック行こうよ」に対して「いいなぁ!マクド行こう」と返事すると言い換えられたと思いモヤっと感じられてしまうかもしれません。
こういう時は「マック」というようにするか、発言しないことも1つの手ではあります。
「あほ」
先ほど伝えたように、関西人にとっては褒め言葉でも、関西以外の人は否定、批判されているように聞こえます。
そのため知らないあいだに相手を傷つけてしまう可能性があります。
傷つけられたと感じた相手からは嫌われる可能性が大きいです。
また仲良くならないと、怒っているのかなと関西人同士でも誤解がうまれる可能性がありますので、使う際には注意して使っていただきたいです。
「あかん」
関西人にとってはいつも意識せずに使っている言葉です。
しかし、関西以外の人にとっては、「ザ・関西弁」に聞こえるセリフだそうです。
わざとらしく関西弁を使っているように聞こえてしまいがちです。
そうするとアピールしていると思われて嫌われることがあります。
「自分」
関西人にとって「自分」は相手のことを指す「あなた」と同じ意味で使います。
関西以外の人は、「自分」は「私」という意味で使うので、すれ違いが出てきてしまいます。
関西以外の人との会話の中で使うと誰の話をしているのか、理解が遅れてしまいます。
明らかに関西人にしか伝わらない単語
例えばニセモノのことを、「パチモン」または「バッタモン」と言ったりしますが、関西以外の人には、ほぼ意味が伝わりません。
わからない単語が出てくるたびに、聞き返していたら、めんどくさくなって、話したくなくなります。
関西弁が嫌われるイメージがあるのはなぜ?
調べていると関西弁が嫌われるイメージにはメディアの影響もあるということが分かりました。
- ボケとツッコミのイメージ
- 下品なイメージ
どうしてこのようなイメージがついてしまったのか詳しく見ていきましょう。
ボケとツッコミのイメージ
関西出身の芸能人の中にはわざと関西弁を強調して、話す人がいます。
ボケたりツッコんだり芸人さんじゃなくても笑いを取ろうとしたりします。
売れるために自分のキャラを確立しようと努力をしている行動なのです。
しかしそれが謙虚に見えない、クセが強くて不快に思われ、嫌われることがあります。
そのため、関西はボケとツッコミのノリ、さらになんでも面白く話さないといけないイメージが定着しています。
これは関西人である私も「なんかわざと使っているように見えるなぁ」と思ってしまいます。
関西以外の人はこれを見て面白い話を期待されるかもしれないというプレッシャーを感じてしまっている人もいるかもしれません。
芸人の人に比較的多くみられる、話の途中でツッコんだりすることに、空気を読まず遠慮なく話に入ってくると思う人がいます。
それは自分のペースに巻き込もうとして協調性が見られないと思っている人もいます。
下品なイメージ
関西の商店街ロケなどでお馴染みの「高いからまけて」など値引きを交渉するシーン。
正直そのようなシーンはテレビでしか見たことありませんよね。
言ったとしてもかなりの常連のお店とかオーナーさんと仲良くないとそんな事あまり言えないと思います。
テレビで見ただけではお客さんとオーナーさんがどんな関係性なのか分かりません。
そのうえ、ご存じの通り、テレビだと張り切って面白いことを言おうとする一般の方が中にはいますよね。
そういう人たちは、話を盛って大袈裟に話しがちです。
ですが、テレビ番組を作る人は張り切っている人の方が世間の関西人のイメージと近いので使いたいと思います。
よって関西弁を話す人は目立ちたがり屋でズケズケとモノをいう下品な人が多くいるように見えてしまいます。
テレビやメディアでしか関西弁を聞くことがない人にとっては、みんなズケズケとそういうこと聞くのかな?図々しいな。と思っているかもしれません。
テレビやメディアの影響で苦手なイメージ付けされていたり、一度良いイメージが崩れてしまったりすると、悪いところばかり目に入る嫌われるわけです。
関西の人と話したことがなかったりすると、今伝えたようにメディアのイメージで関西弁=怖いという先入観を持ってしまうかもしれません。
とはいえ、最近は面白くてかわいい、NMB48の渋谷凪咲さんだったり、キラキラしたアイドルのなにわ男子だったり、関西出身で関西弁を話す芸能人も全国的に人気があります。
そのため、先ほど伝えた関西弁=怖いというイメージすら消えつつあるのかもしれませんね。
まとめ
- 関西弁が嫌われる理由は「何してんねん」「あほか」「なんでやねん」などの言葉や、「○○やんけ」などのきつい語尾、早口で話すことで聞き取れなくなること、大きな声で話すことが理由である。
- 嫌われないための対策は、わざとらしい関西弁は使わないこと、威圧感を与えずに穏やかに話すこと、笑いをとろうとしないこと、面白さとオチを相手に求めないことである。
- 関西弁の嫌われるセリフは「で?」「だから何なん」「マクド」などである。
- 関西弁が嫌われているイメージがついているのはメディアやテレビの影響でついてしまったということである。
関西弁が嫌われる理由とセリフ、嫌われないための対策、メディアやテレビによるイメージが大きいと紹介しました。
関西弁というよりは話し方が影響して怖がらせているのかなと感じました。
相手が、メディアやテレビの影響で持ってしまっているイメージも、仲良くなってみると意外とすぐに払拭できます。
私も最初なかなか話してくれなかった友達がいるのですが、話しかけてみるとすぐに仲良くなりました。
関西以外の人全員が関西弁を嫌っている訳ではないです。
無理に関西弁を標準語などに直そうとせず、話し方を意識してコミュニケーションをとってみてください。
そうすると嫌われたり、怖がられたりすることなくすぐに仲良くなれますよ!
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