キッチン雑貨のネットショップを開業予定だけど、荷物発送の際にかかる送料をできる限り抑えたい…。安い会社はどこかな?
荷物を送る際に必ず発生する費用=送料。特にネットショップを運営されている方にとって、商品発送にかかる送料をどのように抑えるかは、コスト面の大きな課題ですよね。
私も仕事柄運送会社を使用する機会は多いのですが、発送件数が多いほど数十円の差は大きいです。
送料は、運送会社ごとに料金や重さによる配送条件が異なる為、荷物のサイズによって安いサービスを見極める必要があります。
本記事では、小型の荷物発送に適した60サイズの送料が安い運送会社をご紹介しながら、サイズ別にも各社の料金を比較解説しています!
配送料を下げる経費削減のアイデアもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
荷物の送料が安いサービスは?60サイズで調査!
キッチン雑貨は小さな商品が多いから、荷物のサイズも小さくなりそう。一番安い運送会社は?
60サイズの荷物を送る場合にかかる送料を、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便4つのサービスにて、東京都内の料金をベースに調べてみました!
送料が最も安いサービスは、日本郵便の定形外郵便です!
サービス名 | 送料 | 利用の条件 |
定形外郵便(日本郵便) | 580円 | 厚さ3cm以内および重量1kg以下 |
ゆうパック(日本郵便) | 820円〜 | 25kg以下 |
宅急便(ヤマト運輸) | 940円〜 | 2kg以下 |
飛脚宅配便(佐川急便) | 910円〜 | 2kg以下 |
※定形外郵便は全国一律料金
60サイズとは、「縦+横+高さ」3辺の合計が60cm以内に収まる大きさです。小型の荷物発送に適したサイズと言えます。
引用元:ヤマト運輸「ネコハコ」web
日本郵便の定形外にて安い送料で発送できる荷物は、厚さ3cm以内、重量1kg以下と、他のサービスと比較して細かい条件があります。
私も経験者ですが、重い、もしくは厚みがある荷物は、規格外料金となり1,040円〜とかえって送料が高くなる場合もあるので、注意が必要です!
荷物の送料徹底比較!安い運送会社は?割引も紹介
キッチン雑貨の中には大きい商品もある…。荷物の送料が全体的に安い会社はどこかな?
それでは会社別にサイズごとの基本送料を、東京ー大阪間をベースに比較してみましょう!
60サイズの荷物と同じく、ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の基本送料を比較したところ、どのサイズでも一番安い運送会社は、日本郵便であることがわかりました!
サイズ | 日本郵便(ゆうパック) | ヤマト運輸(宅急便) | 佐川急便(飛脚宅配便) |
80 | 1,310円 | 1,350円 (5kgまで) | 1,340円 (5kgまで) |
100 | 1,620円 | 1,650円 (10 kg まで) | 1,630円 (10kgまで) |
120 | 1,940円 | 1,970円 (15kgまで) | ー |
140 | 2,300円 | 2,310円 (20kgまで) | 2,310円 (20kgまで) |
160 | 2,610円 | 2,630円 (25kgまで) | 2,570円 (30kgまで) |
日本郵便のゆうパックは、重さ制限が一律25kgなので、サイズに限らず重い荷物を送る際にも適しています!
運送会社各社に割引サービスはある?
比較すると日本郵便の送料が一番安いんだね!でも近所に郵便局がない…。
実は運送会社では、各社独自の割引サービスを展開しています。上手に活用することで、基本送料をかなり下げることができますよ!
- 日本郵便はスマホ割に注目!
- ヤマト運輸はクロネコメンバー割の割引率が大きい!
- 佐川急便は数量割引がお得!
各社の特徴と共に、代表的な割引サービスをご紹介します!
- 日本郵便(ゆうパック)
日本郵便のゆうパックは、日本郵便が提供する宅配便サービスです。
最大の特徴は、その他宅配業者に比べて料金設定が比較的安い点ですね!
また重さの上限が一律なので、小さくて重いものを送りたい場合も、利用に向いているサービスです。
一方で、再配達や何か問題が発生した際の連絡は、ドライバーではなく郵便局を介す必要があるので、急いでいる場合には不便に感じるかもしれません。
加えて、冷凍品を送るサービスはないので、利用を検討されている方は注意しましょう。
割引サービス | 詳細 |
ゆうパックスマホ割 | 1個につき180円の割引 ※ゆうパックスマホ割アプリ利用の場合 |
継続利用割引 | スマホ割適用後の運賃からさらに10%割引 ※ゆうパックスマホ割アプリを利用して、 前月までの1年間で10個以上の配送があった場合 |
持込割引 | 1個につき120円の割引 ※郵便局や取引所に、直接に直接荷物を持ち込む場合 ※ゆうパックスマホ割との併用不可 |
日本郵便は、ゆうパックスマホ割もしくは、持込割引で、180円、もしくは120円の割引を受けることができます!割引率が高いので、ぜひ積極的に活用しましょう!
ゆうパックスマホ割
基本運賃から180円割引でおトク!ほかにも割引でおトク!
ゆうパック基本運賃から180円割引※1
アプリ限定割引
郵便局受取割引
受取場所を郵便局に指定して100円割引
継続利用割引
年間10個以上の発送で次回発送から10%割引※2
※1 ゆうパックスマホ割アプリをご利用の場合、[持込割引][同一あて先割引]および[複数口割引]は適用されません。
※2 前月までの1年間で、10個以上の発送があった場合に割引が適用されます。
引用元:郵便局web
- ヤマト運輸(宅急便)
ヤマト運輸は、宅配便業界トップのシェアを占める運送会社です。
特徴は、セブンイレブンやファミリーマートなどさまざまなコンビニで発送、受け取りができる点です!
また集荷にも対応しているので、発送点数が多い場合も重宝します。
ただし、配送サイズごとに重量が細かく決まっているので、小さくても重量のある荷物を送る場合、送料が高くなってしまうので注意が必要です。
割引サービス | 詳細 |
クロネコメンバー割 | 10%or15%割引 ※クロネコメンバーズ限定 ※チャージ式のクロネコメンバーズカードで支払った場合 ※着払いの場合を除く |
デジタル割 | 1個につき60円割引 ※「宅急便をスマホで送る」「らくらく送り状発行サービス」 「自宅で送り状発行・集荷申し込み」のいずれかの発送方法で送り状を作成した場合 |
持込割引 | クロネコメンバーズは150円、その他は100円割引 ※営業所、取扱店、コンビニに直接荷物を持ち込む場合 ※クロネコメンバーズの150円割引は、営業所に直接持ち込んだ場合のみ適応 |
ヤマト運輸を利用する場合は、ぜひクロネコメンバーズに登録しておきましょう!入会費や年会費、退会費はかかりません。
私も登録していますが、割引以外にも送り状の作成や集荷依頼がスマホでできたり、受け取りの際も、日時や受け取り場所の変更ができたりと便利なサービスです!
クロネコメンバーズとは、どのようなサービスですか?
お荷物の発送や受け取りを、便利にご利用いただくための会員サービスです(入会費・年会費は無料です)。
発送するお荷物の割引や、お受け取り予定お荷物の日時・場所変更ができます。さらにコンビニでの受け取り場所変更もご依頼いただけます。
【送る際のサービス】
クロネコメンバー割:オリジナル電子マネーで10%~15%割引
にゃんPay:キャッシュレスで12%割引
らくらく送り状発行サービス:ヤマト運輸の公式アプリから送り状データ登録
集荷依頼:webから集荷依頼
宅急便をスマホで送る:送り状作成から支払いまでスマホで完結
【受け取る際のサービス 】
お届け予定通知:お届けをお知らせ
ご不在通知:ご不在時に通知でお知らせ
Myカレンダーサービス:生活に合わせた受け取り設定
受け取り場所変更:街のいろんな場所で荷物の受け取り
引用元:ヤマト運輸web
- 佐川急便(飛脚宅配便)
佐川急便は、全国に宅配ネットワークがあり、地域の運送会社との結びつきが強い運送会社です。大きな荷物や、チャーター便などにも対応しています。
大きな特徴は、配達スピードの速さです。近隣エリア内で午前中に集荷した荷物を、当日配達する即日配達便も展開しています!
一方で、飛脚宅配便はゆうパックや宅急便のように、コンビニ発送に対応していません。
荷物を送る際は営業所に持ち込む、もしくは集荷を依頼しましょう。営業所の数は限られているので、事前確認が必要です!
割引サービス | 詳細 |
数量割引 | 11個〜50個で10%割引 51個から100個で15 %割引 ※着払いの場合を除く |
持込割引 | 1個につき100円割引 ※営業所、取次店、サービスセンターへ荷物を持ち込んだ場合 |
持込割は、発送人が同じであれば宛先が異なる場合でも適応されます。一度にたくさんの荷物を送る場合におすすめです!
引用元:SAGAWA web
荷物の送料を下げる経費削減アイデア3つ
いろいろな割引サービスがあるんだね!その他に送料を下げるアイデアはあるかな?
荷物の送料経費は、下がれば下がるほど嬉しいものですよね!
- 小型荷物専用の宅配サービスを利用する
- 運送会社と個別特約を締結する
- 発送代行業者を利用する
上手に活用することで、さらなる経費の削減が期待できますよ!
小型荷物専用の宅配サービスを利用する
私もよく利用しますが、60サイズ以下の荷物を発送する場合は、小型荷物専用のサービスを活用しましょう。かなり送料を下げることができます!
利用の際には、料金だけでなく追跡サービスなどの、オプションがついているかも確認しましょう!
サービス名 | 送料 | 利用の条件 | 追跡サービス |
レターパックプラス/レターパックライト (日本郵便) | 520円/370円 (全国一律) | 重量4kg、厚さ3cmまで | あり |
クリックポスト (日本郵便) | 185円 (全国一律) | 長辺34cm以下×短辺25cm以下×厚さ3cm以下 重量1kg以内 | あり |
ネコポス (ヤマト運輸) | 385円 (全国一律) | 長辺31.2cm以内×短辺22.8cm以内、厚さ2.5cm以内、重さ1Kg以内 ※法人・個人事業主は、ヤマト運輸との契約が必要 | あり |
宅急便コンパクト (ヤマト運輸) | 660円〜 | 長辺34㎝×短辺24.8cm(薄型) 長辺25cm×短辺20cm×厚さ5cm(厚型) ※お届け場所までの距離により送料が異なる ※法人・個人事業主は、ヤマト運輸との契約が必要 | あり |
飛脚メール便 (佐川急便) | 325円 (全国一律) | 3辺合計70cm以内、最長辺40cm以内、厚さ2cm以内、重量1kg以内 ※法人・個人事業主は、佐川急便との契約が必要 | なし |
運送会社と個別特約を締結する
商品や荷物をたくさん送る場合は、運送会社と個別に特約を結ぶことで送料を下げることができます!
特約とは、利用者と運送会社が条件を定めて個別に契約を結ぶことです。
取り扱う荷物の量、サイズなどによって割引率は変わってくるため、複数の運送会社で見積もりをもらって比較してみましょう。
発送代行業者を利用する
毎月まとまった量の荷物を発送する場合は、発送代行業者の利用を検討しても良いかもしれません!
発送代行業者は、毎月大量の荷物を発送する為、宅配業者と特約を結ぶよりも送料が割安に設定されていることが多いです。
梱包資材も、ロット単位で大量に発注しているので、梱包作業と発送をまとめて依頼することで、包材経費の削減も期待できますよ!
まとめ
- 60サイズの送料が最も安いのは、日本郵便の定形外郵便で580円。ただし発送できる荷物は、厚さ3cm以内、重量1kg以下と他のサービスと比較して細かい条件がある。
- 定形外郵便以外での60サイズの送料は、安い順にゆうパック820円〜、佐川急便910円〜、宅急便940円〜となる。
- ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の3社比較で、全体的に基本送料が安い運送会社は日本郵便。
- 運送会社は、各社独自の割引サービスを展開しているので、上手に活用することで基本送料を下げることが可能。
- 日本郵便は「スマホ割」で180円の割引、ヤマト運輸は「クロネコメンバー割」で10%or15%割引、佐川急便は「数量割引」で10%以上送料がお得になる。
- その他送料を下げるアイデアとして、小型荷物専用の宅配サービス利用、運送会社と個別特約、発送代行業者の利用などがある。
荷物のサイズや重さによって、送料が安くなる発送方法は異なります。
ぜひこの記事を参考に、どのようなサービスがあるのかを知って、荷物の最適な送り方を選択してくださいね!
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